早いもので2024年、最後の記事となりました。
みなさん、今年はどんな1年でしたか?
わたしは間違いなく変化の1年でした。
今回はわたしにとっての今年の4大ニュースのお話。どちらかといえばパン屋に関係することよりも、”ひとりの人”としての考え方が変わった1年だった気がします。
何を経験し、何を感じ、これからどう活かすか。そんなことをまとめていきます。ぜひ最後までお付き合いください。
海外が身近になった
2024年、我が家1番のニュースは間違いなくこちらでしょう。
「夫、海外単身赴任スタート」
2023年秋に夫の海外赴任が決まりました。任期は3年ないし5年。
我が家は単身赴任を選択。
息子はすでに中学生。しかも少し変わった環境で過ごしています。家族帯同した方がいいか、今の環境を維持した方がいいか。
最後まで悩みましたが、後者を選択。1月末から上海に単身赴任となりました。
あれからまもなく1年。早いですね〜。
わたしこう見えて(いやどう見えて?)感受性が異様に高い。特に家族に関しては自分事のように感じてしまいます。
だから赴任当初、環境に慣れずにメンタルダウンしていた夫と同じ気持ちになって日本で四六時中心配していました。
- ひとりで海外だもんな、大変だよな
- 中国って本当に英語が通じないんだ
- 今までやれてたことやれないんだよな
我が事のようにずっと考える日々。が、そんな生活を続けること1ヶ月。ふと気づいたんです。
わたしが心配していても、何も変わらない。
だってわたしは日本にいるんだもの。わたしが心配し続けたところで何も変わらない。
何かできることはないか。いや、何もない。むしろ不安な気持ちが本人に伝わるまである。
結婚して15年、ずーっと一緒にいたから身体が同化してしまっていたんですね。多分。
3月初めあたりでしょうか。夫がホテル滞在からアパート滞在に変わり、自由度がずいぶん増え、慣れてきたころからこんな気持ちになりました。
わたしはわたしのやるべきことをやろう。
ここでようやく”悪い依存”から抜けたような気がします。
海外赴任にあたって準備したことなどは記事にもしています。
そして3月末。わたしと息子はフィリピン・セブ島に親子留学へ。
息子は初海外、わたしは新婚旅行以来15年ぶりの海外。慣れないことだらけでしたが、日本でキチキチとした生活をしていたからかいい意味で気が抜けました。
「今、その瞬間を楽しむ」
フィリピンの人たちのそんな雰囲気が心地よかったです。水でお腹を壊した以外はとても楽しかったw
セブも記事に残していますので、良かったら覗いてみてください。
そしてそしてゴールデンウィーク。夫のいる上海へ遊びに行きました。
直前にセブに行っていたこともあり、海外での緊張の度合いはずいぶん和らいでいましたが、やっぱり中国という地は気持ちがキュッと引き締まります。
夫ががんばっている地はどんなところだろう。
上海、しかも夫が住んでいる地域はとても住みやすくて。なんでも揃うし、なんでも届く。
ご飯は外卖(ワイマイ)という日本のUber的なので事足りる。正直我が家より便利なのでは?とも思ったくらいw
そこで少しずつ生活に慣れてきている夫を見て「よし、わたしたちもがんばろう!」と思ったものです。
上海の様子もまたまとめております。こちらもどうぞ。
なお9月にも遊びに行きましたが、このときは自分でビザ申請。
そちらの様子はnoteにまとめています。
そしてそしてそして!夫の海外赴任開始の次に大きなニュースもありました。
「息子の短期留学」
現在、中学2年生。春までに2カ国訪問したわけですが、海外での生活は刺激たっぷりだったご様子。
もともと高校生になったら短期留学もアリかなと思っていました。が、なんだか予想より早く海外に興味がありそう。本人が行きたいなら短期留学させてみようかなと聞いてみたところ「行きたい」と二つ返事。
選んだ場所は「カナダ・トロント」。
親としてはオーストラリアやニュージーランドを推したのですが、どうやら北米に憧れを抱いていたようで、カナダに。
期間は2週間。わたしと離れて暮らしたことがなかったので、親としては心配でたまらなかったのですが、連絡は1日にLINE1通w
息子、かなりのシャイボーイ。それにより小学校は苦戦が続いた彼でしたが、そんな彼はどこへやら。超楽しかったようです。
わたしに至っては例に漏れず頭が一心同体していたのですが、出国から3日ほどで「わたしはわたしだ」と思えるように。1回夫の件で壁を超えていたから早かったのかな。
もしかしたら海外赴任も海外留学もわたしの”家族への悪い依存”を克服するために起きたことなのかもしれませんね。
家庭を大切にしたい思いが裏目に出ていた。それをググッと進路変更してくれたような出来事でした。
短期留学後の息子の変化は説明が追いつかないほどの速さ。積極性も増し、物事へのやる気も倍増。
きっと彼の小学校時代を知っている人は「キミはダレ?」くらい違うんじゃないかな。
1年で4回の海外訪問。中学生には十分すぎる経験値になったと思います。そのおかげかわたし自身も変化が訪れました。それは後半でお話しします。
電子書籍を2冊出版
2月と5月に電子書籍を出版しました。
1冊目が「おうちパン屋開業の入門書ーちいさく、ゆるく、はたらくー」。
2冊目が「おうちパン屋運営の入門書-ほそく、ながく、つながる-」。
電子書籍自体は前から書いてみたいと思っていました。
お得意の独学で強行突破もできるのですが、なんとなくこのときは独学ではダメな予感がしたので2023年の秋からライティングの講座を受講。
結果、大正解でした。
”電子書籍を1冊出版する”が講座の目標。
…なのですが、一から文章について学ぶことができました。
その様子は昨年記事にしているので、興味があればご覧ください。
講座を受講した理由は「自己流の限界を感じた」から。自分の中で超えてもいい独学の領域とそうでない領域。無意識に棲み分けはしていたのですが、電子書籍はそうではない領域。受講して本当によかったと思っています。
ライティングはとても奥が深い。媒体によってアプローチも変わるんだなと学んだのがこのときですね。
せっかくなので電子書籍について紹介させてください。
2冊とも「パン屋運営」に関係する書籍となります。
1冊目の「おうちパン屋開業の入門書」ではちいさなパン屋を開業するためのノウハウをギュッと詰め込みました。
レジュメはこんな感じ。
- 第1章:ちいさなパン屋の現実
- 第2章:パン屋開業に必要なこと
- 第3章:おうちパン屋開業の5ステップ
- 第4章:パン屋開業後に必要なこと
- 第5章:ちいさなお店のはたらき方
- 第6章:今からできることを見つけてみよう
ターゲット層は「開業前から開業直後の方」と「自宅でパン工房を開業したい方」。あえてサブタイトルを「ちいさく、ゆるく、はたらく」としたのはわたし自身の経験から。
お店を持たず、家庭を最優先に、休むときはしっかり休む。側から見たら「いいご身分で」なんて思われるかもしれませんね。
でもわたしにとって”家族”は一番の居場所。実家が家庭崩壊気味だったため、人生をかけて探したいものはその”家族”の部分だったのです。
開業当初、それはそれは駆け抜けました。息子が保育園だったこともあり、むしろ動けたのがあの頃。
今思い返すともっと時間を取れば良かったなと思います。そこからじわりじわりと今のカタチになりました。開業当初の自分が今の自分を見たらさぞかし驚くでしょうね。そのくらい変わりました。
もちろんスムーズに全てが進んだわけではありません。
一度10ヶ月ほど完全に離れた時期もありましたし、いろんなことを同時進行しすぎて壊れかけた時もありました。その経験から「開業時に考えておいてほしいこと」をまとめたのがこの本です。
2冊目の「おうちパン屋運営の入門書」はその続編。
パン屋開業はゴールではなく、スタート地点。
独身時代を思い出してみてください。
お付き合いを始めて、お互いがある程度わかって、結婚を決める。そして入籍と結婚式。
そのときまでは「結婚がゴール」だと思ってましたよね。
そんなはずはない。むしろスタート地点です。
他人と他人が一緒に暮らす。家族が増えて、子育てをして、また2人になる。いかにお互いを認め合い、受け入れるか。ここからが本当のスタートラインなんです。
パン屋、というか開業もそんな感じ。
ほそくても、ちいさくてもいい。ゆるりと長く続けたい。
でもそれが意外と大変で。
そんなちいさなパン屋だからこそのはたらき方をまとめたのが2冊目。
目次はこんな感じです。
- 第1章:パン屋開業後の現実
- 第2章:ちいさなパン屋のはたらき方
- 第3章:自分らしくはたらくための5ステップ
- 第4章:イベント出店してみよう
- 第5章:ネットショップ運営で世界を広げよう
- 第6章:おうちパン屋運営の4つのコツ
最初の半年はやる気満々ですから、とにかく駆け抜けてみてください。
問題はそのあと。ちょっとガソリンが切れてくる時期が必ずあります。
そこでぶち当たるのがこの壁。
- わたし、どうはたらきたいのだろう
- わたしは何を大切にしているのか
- あれ?なんでパン屋になったんだっけ?
- 追われるだけの生活、苦しいな
その部分の現実を伝えつつ、どう維持していくか。
パン屋だってはたらき方はいろいろ。
コロナをきっかけにネットショップ市場は急拡大しました。そこにうまく乗った人もいれば、そうでない人も。
わたし自身は割と波に乗ったタイプ。ただ波に乗ったからこそ、やり過ぎた失敗も。
そんな紆余曲折した10年間をギュギュっと詰め込んでいます。
2冊目のターゲット層は「ネットショップ運営を考えているパン屋さん」や「家庭を最優先にしながらパン屋を運営したい人」。
お店は持っていませんので、イベント出店とネットショップ運営に絞っています。よろしければご一読くださいね。
どちらの書籍もちょっとした特典をつけています。巻末のLINE公式アカウントに登録していただくとそれぞれの特典を受け取ることができます。
こちらもざっくり紹介しておきましょう。
1冊目の特典は
- パン屋開業チェックリスト
- 営業許可時チェックリスト
- HACCP対策シート
2冊目の特典は
- ネットショップ運営に欠かせない納品書テンプレ
- イベント出店チェックリスト
- ネットショップ運営のロードマップ
Googleスプレッドシートでご用意していますので、ぜひGoogleアカウントを作ってご活用ください。
「何それ?」という方。大丈夫。デジタル弱弱な方のための記事もご用意しています。こちらをご覧いただき、アカウントを作ってみてくださいね。
電子書籍を書いて思ったのは「自分から世界を広げるとその次の世界がまた待っている」ということ。
準備等、めちゃめちゃ大変でしたが出版してよかったなと思っています。
またそこからのご縁も広がっています。今後もこの2冊がお役に立てますように。
ちなみにですが、3冊目は考えておりません。代わりに有料noteは販売しようかなと思っています。こちら絶賛迷子中。もう少しお待ちくださいねw
ひとり旅に挑戦
2024年、挑戦したことといえば「ひとり旅」もその一つ。
夫が海外赴任、息子が短期留学の間に時間ができたのではじめてひとりで宿泊してきました。そのときの様子は動画に残しています。
成田空港に向かいながらの旅だったので東京をひとり楽しんでおりました。
感想は…「やっぱりわたしインドアだな」ってことかなw
何をするわけでもない。買い物して、泊まりたいホテルに泊まって、のんびり。
なんとなくときどき台本を書いてみたり。そこでも気づきがありました。
「わたし、人がいると集中できない件」(致命的〜)
まぁまぁ……向き不向きってあるよね。
これまでは旅行の手続きを夫がやってくれていたのですが、今回はすべてを自分でやらねばならない。手続き系はかなり苦手なタイプですがそうも言ってられないことからそちらの面は鍛えられました。
なんやかんや楽しかったし。
実は再び春休みは息子が留学予定。次はどこに行こうかな…なんて最近は考えています。
成田集合なら飛行機で飛んでもいいなーとか、あえての電車旅にしてもいいなーとか。
はたまたひとり修学旅行のようにお寺めぐりもいいかもなーとか。下手したら家でのんびりしているだけかもしれませんw
答えが出るのは春休みですね。考えておきます。
反面、少しずつ息子が離れていくなという寂しさもあります。子離れの練習、していかないといけませんね。
ダイエットに成功
2024年、おみみの4大ニュース。最後の項目は「ダイエットに成功した」です。
詳しくはこちらも記事にしているんですが、夏から8kgほどの減量に成功しました。
体重では8kg、体脂肪では4%。脂肪量にしてなんと4.5kgほど。
もともと筋肉質というかガタイがいい方なので、自分でもあまり変わった気はしないのですが明らかに服のブカブカ感が変わりました。
5ヶ月ほどかけてじわじわ減らしたので今もリバウンドせず、むしろ減り続けております。
これだけだとただの報告になってしまうのですが、それ以外に得たことが本当にたくさんありました。
性格的に「短期集中」タイプ。これまでの人生でもたくさんのダイエットに挑戦してきました。
どれも「楽して痩せる!」とか「短期間で痩せる!」みたいなやつです。1品ダイエットとかね(極端〜)。
もちろん一瞬だけ減って、速攻リバウンド。そりゃそうです。無理してるし、我慢してるから。
今回はそうではなく「人生最後のダイエット」とし、食事内容・運動習慣から見直しました。
超えることのなかった3kgの壁を突破したとき。うっすら「自己肯定感」が上がったのを覚えています。
これまでなら極端にカロリー制限をしていたところを食事のバランス(PFCバランス)を重視。必要なカロリーはしっかり摂り、減らしたい分はたくさん動いて消費。
わざわざジムには通いません。ズボラだから。宅トレしたり、エアロバイクをこいだり。動画を聴きながら散歩してみたり。
”学ぶ”系は短期集中のがいいですが、”ダイエット”はいかに生活に落とし込むか。
無理なことはしない。とにかく日々の積み重ねを大切に。
あれだけ食べていたチョコをほとんど食べなくなりました。我慢してないんです、別に欲しないから食べないだけ。
お腹が空いたら干し芋や小さいおにぎり。朝はフルーツも摂取して、白湯を飲んでみたり。我慢ではなく、自制心がはたらくのでしょう。卵アレルギーで食べられないときに似ています。
「食べたら後悔しそう」と思うから食べなくなった。
次第に「やればできるじゃん」と自己肯定できるように。減量したこと以上に自信になっているような気がします。
するとあら不思議。他のことにも変化が現れました。
例えば家の中がめちゃめちゃキレイになったり、黒系ばかりの服から色を付け足してみたり。心なしか化粧ノリもいいし、顔色も良くなったような(気のせいか?)。見た目以上に内面の変化を感じました。
誕生日までに目標にしている数値があるので無理なく、コツコツ積み重ねていこうと思います。
今回のまとめ
画像は年始に描いていただいたマインドマップ。
ほとんど達成しているかも(「リアル麻雀を打つ」のと「有料noteの販売」。この2つは未達成か)。
実はこのマップには「減量」の文字はありませんでした。
やれるかわからないから入れてないwつまり逃げてたんです。
そんな自分がまさか突如ダイエットに挑むとは思いませんでした。結果オーライですね。
2025年の目標は次回の動画でお伝えするとして、2024年を最後に統括してみましょうか。
「自分を好きになれた1年」かな。
まだまだ変われる気がするし、まだまだ成長できる気がします。
誰かと比べるのはもうやめよう。過去の自分が一番のライバル。
コツコツカメさんで進んでいきます。
これにて2024年の記事更新は終了。今年も1年、本当にありがとうございました。
来年ものんびり更新していきます。どうぞよろしくお願いいたします。
それではよいお年を!