今回は「ちいさなパン屋の時間割」ということで“平日・定期販売の日・イベント出店の日“それぞれの1日の流れをご紹介していきます。
平日は生活に馴染ませたスケジュール管理。
定期販売やイベントの日は夜中から起きての作業。
なかなか慌ただしい日もあったりしますが、恒例行事のようで最近は楽しんでおります。
ちいさなパン工房はこんな感じなんだな〜くらいの軽い気持ちで読み進めてくださいw
今の働き方はどんな感じ?
これまでパン屋として約8年ほど活動してきました。
正直ここまで続くとは思ってなかったので、今でも不思議な感じです。
始めた当初はまだ通販はしておらず、出店のみの活動。
この時期は月に3−4日出店をしていました。
出店のない日はパン教室の講師、個別注文のパンの焼成。
息子が小学校に上がるタイミングで講師業を終了し、イベント出店とイベント主催の活動がメインに。
この時は大体月に2回のイベント出店。月に数日はイベント主催の打ち合わせをしていました。
コロナの少し前、2019年に通販をスタート。
初めはポツポツの注文だったのが、minneのピックアップをきっかけにじわじわと注文が増えていく。
コロナ禍でイベント出店こそなくなったものの、通販が一気に軌道に乗りました。
通販メインの生活がだいぶ安定してきたため、2021年を区切りにイベント出店を終了。
現在は通販がメインの販売となっています。
お店としての営業がないため手渡しでの販売の日を“定期販売“とし、月に2日販売の日を作っています。
空いた時間に動画編集やブログ執筆をしてこれまでの10年間の経験を棚卸し中、という感じです。
焼き上げはおおよそ平日の午前中。
注文が多い週のみ土曜の焼き上げもありますが、基本的に土日は焼き上げをお休みします。
家族の長期連休に合わせて『年末年始、GW、お盆期間』は2週間ほどのお休みを確保。
長期連休中は週1でパンセットを焼き上げています。
週1でパンを焼く理由は前に1か月ガッツリ休んだ結果、頭の中が完全に段取りを忘れてしまったからだよwびっくり〜。
ルーティーンが崩れると各種影響が出るタイプだと分かったので長期連休の時も週1は家族のパンなど、必ず何かしらを焼くようにしています。
と、こんな感じが今の働き方。
これをゆるいと捉えるのか、案外忙しそうと捉えるのかは人それぞれかと思います。
楽しくパンを焼いて、動画編集やブログでアウトプットして、お休みもしっかり取れて、それなりの売上はある。
家族のフォローもしっかりできる今の生活はかなり理想の働き方に近づいてきています。
と、ここまでは大まかな活動のお話。
ここからは少し掘り下げて1日単位でのスケジュールを解説していきます。
平日のスケジュール
普段の日常をお伝えしていきましょう。
お昼までのスケジュールはこんな感じ。平日の焼き上げは60−80個ほど。
発送後は息子の帰宅まで自由時間です。
あまり出歩くことはなく、必要な買い出しに行ったり、動画編集などをしています。
午後はこんな感じ。
健康的か!!って感じの就寝時間ですねw夜ふかしが出来ないタイプの人間です。
夜の自由時間は
- Abemaの麻雀チャンネルを見る
- Kindleで本を読む
- 動画のネタや台本作り
- canvaで画像編集
をしていることが多いです。
大好きな麻雀のプロリーグ:Mリーグのシーズンになると完全に“ながら作業“が増えて作業効率が下がります。それもまた風物詩ww
ここまでが平日のスケジュール。
ルーティーンを崩すのが苦手なので平日いかに同じリズムで過ごすか、が肝になっています。
定期販売の日のスケジュール
ではではお次は定期販売の日のスケジュールにいきましょう。
月に2回の定期販売はそれぞれ特徴があります。
- 1回は自宅近くのみでの手渡し
- もう1回は2カ所での手渡し(時間を分けて実家近くと自宅近く)
実家は隣の市です。
今回は“2カ所での手渡しの日“のスケジュールを紹介します。
ざっくり夕方まではこんな感じです。
この後は平日の夜と同じ流れになります。
ポイントは2:00起床ということでしょうか。
焼き上げ完了までの4時間がどんな感じかというと、
- 一番スムーズに発酵する生地からスタート
- 焼き上げ時間15分を目安にずらしながら成形
- 発酵に時間のかかる生地とのバランスを調整
- 冷めるまでに時間のかかる生地は早めの焼成
だいたい1回の定期販売で、100-150個を焼き上げます。
発酵器は3つ。段は合わせて9段。
この段をどう効率よく活用するのかを考えるのがすごく楽しい。
パン作りで1番好きな作業かもしれません。
うまくハマったときの爽快感はたまらんですw
パズルのように順番を組み立てます。
楽しいので別記事にてお話しています。
イベント出店の日のスケジュール
次はイベント出店の日のスケジュールです。
最近はイベント出店をしていませんが、パン屋を始めた初期は月に4回くらい出店していました。
毎週末を出店で埋めることもあり、家族時間を大切にしたい派としてはもどかしいところ。
考え直して平日出店するスタイルにし、ときどき週末の出店、にすることにしました。
ここで紹介するのはイベント主催をしていた頃の1番慌ただしい出店の1日。
前日の準備があったり、当日の会場の準備があったりで目まぐるしく1日が過ぎていきます。
いかがでしょうか。
0時起きの時点で早起きを超えています。夜です。
焼き上げる量は前日焼成を含めて500個ほど。
出店と主催を兼ねると「こんなに大変なのか!」と気づいたのはイベントが大きくなってきた頃だよ。
完売が早かったのでたくさん焼いていくぞ!と意気込んだところ計算してみると0時起き。
会場が自宅から近かったのが幸いですが、よく頑張りました。
怒涛の1日!楽しかったけれど3日くらい疲れは取れない。
若さゆえ、やれたことなのかもしれませんね。
立ち上げから関わっていたイベントだったのでイベントの裏側など本当に多くのことを学ばせてもらいました。
いい経験をした6年だったなと思います。
こんな感じでイベントの日の“飲食“に早起きは必須。
イベント出店を多くされているお店はこれが毎回。もはや尊敬に値します。お疲れ様です。
出店者として出店する時もほぼ似たようなスケジュールになります。
主催者としての動きはありませんが、搬入時間が遅くなるので準備の時間は思ったよりもありません。ブース設営までは大体1時間。
荷物を入れて、車を移動させて、机の準備…とゴソゴソとしているとあっという間にイベントスタート。
飲食はスタートが一番忙しいのでお昼ごろまではフル稼働。
忙しいけれど、とても楽しい時間。
「頑張って焼いてよかった!」と報われる時間だよ。
今回のまとめ
今回は「ちいさなパン屋の時間割」ということで『平日、定期販売の日、イベント出店をしていた時の一番忙しい日』の1日のスケジュールについて解説しました。
パン屋はこれで8年、他の活動も含めこの屋号での活動は11年となりました。
11年、ということはその分自分も歳を重ねております。
スタートは24歳。若かった〜。
良い意味でも、悪い意味でも”勢い”がありました。
30歳を超えたあたりから体力が衰え始め、良い意味でも、悪い意味でも”慎重”になりました。
大人になったんですねww
40歳までの残り数年間、どんな風に過ごそうか。
最近はそんなことを考えながら暮らしています。
ところで早起きのコツは?と聞かれたら、
答えは一つ。
『気合い』
不思議ですが、普段の6:30起きはグダグダしてしまうのにパンの2:00起きはタイマーがなくても起きれてしまいます。
身体が慣れているからか、パンを焼かない日も毎日必ず2:00ごろに一度パっと目が覚めます。
熟睡できるのは本当に疲れているときくらい。
ある意味職業病ですね。どう対策しようか考えているところです。
なるべく平日のルーティーンを崩さないように、早起きをした次の日も寝溜めはせず同じ時間に起きる。
それ以外は何もコツはありません。気合いです。
一人で全てこなしているからこそ少々セルフブラック企業みたいになってますが、個人的には割と楽しんでおります。
一人は一人で気楽に動けます。
こんな働き方も、アリだなーと最近は思ってます。
スケジュールに関しては一例、として参考にしてみてくださいね♪