コロナの時代となり、生活は一変。
その間ECサイト(通販)の市場は大きく拡大しました。
今回は通販を始める前に知っておきたい“販売サイトの選び方“について解説していきます。
分類とともに、わたしが大きなショッピングサイトに出品しない理由や実際に今利用しているサイトについてもまとめています。ご参考ください。
通販に関する記事は順次更新しています。
ネットで販売できるサイトの分類
まずは大枠の部分を解説していきます。
ネットショップは大きく分けて3種類。
- ショッピングサイト
- ハンドメイドマーケット
- ネットショップ
まさに一長一短と言ったところでしょうか。
先にわたしが利用しているサービスをお伝えすると
- ハンドメイドマーケットを主に販売
- ネットショップでリピーターさんをケア
という形でminne、Creema、STORESを利用したネットショップの3つのサイトを運営しています。
大きなショッピングサイト、Amazonなどでは販売をしていません。
理由などについては次の項目で解説していきます。
Amazonや楽天に出品しない理由
現状、Amazonや楽天での販売予定はありません。
特に楽天。
利用者として使う分には“お買い物マラソン“や“楽天セール“などたくさんの恩恵を受けることが出来ますが出店者側になると手数料は一番安いプランでも月に5万円以上。
月額費用(最低でも19500円)に加えて別にかかる利用料があります。
ここでシュミレーションをしてみましょう。
”目標月商:50万円、予想客単価:3000円、ジャンル:食品”で月額のランニングコストを計算。
月額65000円!えらいこっちゃです。
また審査等も割と厳しく、個人での出店は難しいと思われます。
この裏側を知るとなんだか心がキュッとなります。
出店者の皆さんの企業努力でポイントいただいている。
ポイントも大事に使わないといけませんね。
Amazonは出品こそ比較的やさしめではありますが、“出品“というシステムのため“出店“とは異なります。
いくつかの商品を組み合わせて販売する上で食品販売は審査等もあり、ハードルの高さは否めません。
“パン販売“というジャンルを考えた上でショッピングサイトは現実的ではないと判断し、わたしは出品・出店はしていません。
パン販売を出来るサイトは?
ではネットでパン販売をする上で活動できる場所はどこか。
それはハンドメイドマーケットとネットショップです。
ショップ自体は初期費用・月額利用料が無料のところも多いですが、運営費として決済手数料や有料で使える機能などがかかります。
運用コストは必ずかかるので始める前に把握しておこう!
ハンドメイドマーケットは開設の敷居が低め。
必要な書類を揃え、申請して通ればすぐ始められます。
ネットショップは開設するときこそ少し手間はかかりますが、カスタマイズ性も含め「自分のお店」ができるのでテンションが上がります。
ハンドメイドマーケットとネットショップ、それぞれの特徴についてまとめていきます。
ハンドメイドマーケット
ここではminneとCreemaを紹介します。
ハンドメイドマーケットの特徴はなんと言っても「はじめやすさ」。
スマホ1つでポポポンと出来ちゃいます。
マーケットに『登録する』という形なのでサイトでこだわる部分といえばお店のアイコンくらいでしょうか。
それ以外は同じページ構成となります。
その分、どこで差別化を図るかというのがポイントになりますね。
定期的にピックアップや特集が組まれます。
そこでグググっとフォロワーが増えたり、注文が入ることも。
集客力と宣伝力、始める時の手軽さを含め、通販でパンを販売したいなと思ったらまず登録することをオススメします。
ネットショップ
BASE、STORES、カラーミーショップ、メルカリShopsを紹介します。
ネットショップの特徴としては「ハンドメイドマーケットよりお店感があって、手数料を安く抑えられてカスタマイズ出来る」という部分でしょうか。
BASEとメルカリShopsはアプリがあるため集客の面もフォローできます。
ここまで紹介してきましたが、『で、どれがいいのよ?』という壁にぶち当たりますよね。
選び方としては3通り。
- ハンドメイドマーケットを主に集客し、ネットショップはサブ
- Instagramなどを利用して集客し、ネットショップで販売する
- ハンドメイドマーケットのみで販売する
組み合わせによって一番自分に合いそうなサイトを選びましょう。
次の項目ではわたしが選んだ販売方法をご紹介します。
わたしが選んだ販売方法
ここからはわたしが現在利用しているサイトについてお話ししていきます。
と、その前に復習。ハンドメイドマーケットとネットショップを比べてみましょう。
ネットショップは複数持つ必要はありませんが、ハンドメイドサイトに関しては登録しておくことで集客につながることがあります。
わたしの場合は1人でショップを持つ前に仲間とショップを開設しました。
パソコンが苦手な身としてはその作業を見ていて「出来る自信がない」と思ったので、1人で始める時はまずminneからスタート。
理由は”利用者が多い”から。
まずは経験を積んで、その後どうするかを決めようと思ったわけです。
が、最初はどうしても閑古鳥。
暇しているのもなんなのでCreemaにも登録することに。
現在の売上の比率で言えば「minne:Creema=7:3」くらい。
なので両立は可能です。
2年経ち、フォロワーさんも増えてきてくれたのでリピーターさん向けにショップを開設することに。
サイトを選ぶポイントは『操作がしやすいかどうか』と『わかりやすいかどうか』でした。
おそらくこの先もminneでの販売が主力であることを考えると月額費用をかけてネットショップを運営するのは少々効率が悪い。
必要になったらプランを契約すればいいか、と判断。
操作と手数料のわかりやすさで「STORESのフリープラン(無料プラン)」に決めました。
※手数料については次の動画で解説します。
BASEも捨てがたかったんですが、あくまで”ネットショップはサブ”という位置付けで考えると手数料の負担が後々響いてくるかなと予測。
お客さん目線で考えたらずっとminneで買っていたらきっとその先もminneのが使いやすいよね。
BASEは小さいサイズがお得に配送できる”ネコポス”が使え、STORESはその機能が選べませんが、これは工夫次第でなんとかなります。
それにパンはネコポスでは送れません。
そこをベースに「操作が違ってもお得に感じられるものを入れて差別化してもらおう」と考え、6500円以上送料無料というネットショップだけに使える割引を導入。
6500円ってパンだと相当な量です。200円のパンなら30個は超えます。
それでも買いたいと思ってくれるのであれば何かお返しがしたかった、というわけです。
というわけで、現在わたしが販売しているサイトは
- minne
- Creema
- STORESで作ったネットショップ
これ以上増やすとおそらく手が回らないので3つでストップ。
代わりに直接連絡が取れるように公式LINEアカウントも持っています。
今回のまとめ
今回は「パン販売で通販を始めよう!ー販売サイト選び編ー」ということでショッピングサイト・ハンドメイドマーケット・ネットショップそれぞれの特徴とわたしが現在利用しているサイトについて解説しました。
最後にポイントをまとめておきます。
実は開設してしばらくはずっと「機能の多いBASEにしておけばよかったかな」なんて思ってました。
が、最近STORESも少しずつ機能が増えてきました。
ネットショップでもPayPayが使えるようになったり、在庫保管システムが出来たり、レジアプリと連携したり。
パン販売のため全てを利用は出来ませんが、ショップ自体も少しずつ便利になってきているので現状満足しています。
わたし自身はカード決済もSTORESを利用しているので大変お世話になっております。
今後時代の流れに合わせてさらなるアップデートもあるかと思うのでしばらくはSTORES愛好家でいようかなと思っております。
- ハンドメイドマーケットを主に集客するのか
- 集客はInstagramなどでしてネットショップのみで販売するのか
これに関しては人それぞれになります。
わたしはたまたまハンドメイドマーケットでの伸びのが早かったこともありminneを軸に販売をするということに落ち着いています。
今後どのような流れになるのかは全く読めません。
流れのままに、流れに乗りながら時々方向転換しようかなと思っております。