パンの通販を始めてからずっとクロネコメンバーズを利用していましたが、最近になり営業所のセンター長さんに声をかけていただきヤマトビジネスメンバーズに登録しました。
実はビジネスメンバーズは数年前に別の通販を始めた時に少しだけ利用。
そのときはあまり数も出せなかったので”メンバーズ会員の方が送料が安くなる”という謎な状況に。
あれから3年弱。
ようやく交渉のステージに立てた感じでしょうか。
というわけで今回は”ヤマトビジネスメンバーズを導入した経緯と内容”についてお話していきます。
交渉する中で疑問に感じたことや、そこは妥協できないから交渉だ!と頑張った部分もあります。
ありがたいことにとても親切に対応してくださったのでわたしとしては納得できる落とし所を見つけたと思っています。
ぜひ最後までお付き合いください。
そもそもビジネスメンバーズは自分に必要?
まずは根本的なお話から。
なぜ今までビジネスメンバーズを知っていてもずっと契約しなかったのか。
その答えは以前仲間と一緒に運営していたネットショップにあります。
当時、布小物・アクセサリー・パンなどジャンルを混合して販売していました。
一番初めに送料対策として考えたのが”ヤマトビジネスメンバーズ”の契約。
法人だけでなく、個人でも法人契約として結ぶことができます。
ただ、その頃は数もまだどのくらい出るか分からず、希望観測。
結果、あまり金額を下げることが出来ず「クロネコメンバーズで発送した方が安くなる」という謎現象に。
そんなほろ苦の過去があったのです。
では今回ビジネスメンバーズを契約したのか。
それは『ある程度の個数が発送出来るようになり、料金の交渉が出来そうだったから』。
以前はまだ駆け出しということもあり、月に発送出来るのは頑張っても10-20件。
ショップへの集客もどうしたらいいか分からなかったし、minneやCreemaを利用していなかったので集客はインスタが主。
現在のようにストーリーズにリンクは貼れなかったし、正直お手上げ状態。
その後、minneやCreemaを始めてピックアップしてもらえるようになり、少しずつフォロワーも増えていきました。
現在は月平均60個ほど。多い月は100個を超えます。
このくらい発送をしているとヤマトとしてもデータを取りたいし、わたしとしても毎回5万円の現金前払いチャージの重みが割とドスっとくるわけです。
そんなこんなで
- ヤマトは数を把握してデータを取りたい
- わたしは利用した分の支払いにしたい
というお互いの希望が合致したということでこの度交渉を始めたというわけ。
交渉の内容に関しては最後の項目で解説します。
クロネコメンバーズとにゃんPay
クロネコメンバーズと最近新しくスタートした”にゃんPay”について解説していきます。
ついでにビジネスメンバーズも比較材料として載せておきますね。
こちらの表をご覧ください。
ビジネスメンバーズ以外は発送作業は同じとなり、支払い方法が少し異なります。
支払いが「メンバーズカード」なのか「メンバーズBIGカード」なのか「アプリ」なのか。
そして割引率が少しずつ異なりますね。
次に各種割引について。
パンの発送でよく使う割引はこちら。
この割引を最大限利用することで、お客さんに負担していただく送料をいかに抑えられるかを考えることになります。
ではそれぞれ割引を考えて計算してみましょう。
ビジネスメンバーズは料金を公開出来ないので除外します。
料金は発送地域、配送地域により異なります。
例えば愛知県から北海道だとこんな感じ。
中部地区は地理的には日本の真ん中なので、送料に関して言えば割と抑えられます。
これが北海道発送になると自ずとスタートの料金も変わってきます。
比較してみたところでポイントとなるのは”チャージ”をするかどうか、ということでしょうか。
でもメンバーズBIGの割引率は魅力的。
わたしとしては”送料はとにかく抑えておきたい”という思いが強かったので、2022年1月からメンバーズBIGで50000円チャージという道を選びました。
ただ50000円という金額が”使われるかどうか”は使ってからじゃないと分からない。
すぐに使い切るかもしれないし、残ったままになるかもしれない。
その部分への不安は常にありました。
ここで登場するのが『にゃんPay』。
2022年9月12日よりヤマトのアプリに決済サービスとして導入されました。
- 銀行チャージ後に支払いを行う
- 残高が不足したら不足分のみをチャージできる
- 支払いやチャージ手数料は無料
”拘束されるお金が出ない”のが大きなポイントです。
普段たまーに配送するけど、安く済ませたいなという方にはオススメです。
メンバーズの登録は必要になりますが、特に料金がかかるわけではないので大丈夫かと。
と、長くなりましたがメンバーズとにゃんPayに関してはそんな感じ。
この後”にゃんPay”はまた出てきますので覚えておいてください。
ビジネスメンバーズを導入すると変わること
ではではここからがいよいよ本質的な部分になってきます。
ビジネスメンバーズを導入すると何が変わるの?という部分ですね。
これに関しては”わたし側”・”ヤマト側”それぞれに思惑があります。
個人的に一番いいなと思ったのがやはり”細かい単位での価格交渉”。
これまでは固定化された割引のみでしたが、ビジネスメンバーズでは個々の価格設定。
「この地域への60サイズの料金を安くしたい」とか「この地域で80サイズの料金を安くしたい」など細かく交渉が出来ます。
普段多く購入しても60サイズの料金のみをいただくから、80サイズの料金を下げることが出来るのはありがたいことなんだ。
ヤマト側の目線も知っておきましょう。
”交渉材料”や”マーケティングとしてのデータ収集”がポイントだそうです。
「最近いきなり個数が減ったな。佐川に浮気したか?」
とか
「この地域すごく多いから少し値段下げてあげてもいいかも」
など利用する人へのアプローチ材料として使いたいとのこと。
わたしとしてのメリットは
- 料金が下がる
- 細かく料金設定が出来る
- まとめて支払える
デメリットは
- 印刷をするのに毎回パソコンを開くことになる
- インク代は自分負担
このくらいであれば『ビジネスメンバーズ、アリだな』と思ったので交渉をすることになりました。
では最後にどんな交渉をしたのか、最終的にどんな決断をしたのかを解説していきます。
いざ交渉&わたしの選んだ発送方法(2023最新版)
そんなこんなで交渉スタート!
結論を先にお伝えしておきましょう。
わたしの今後の発送方法は
- 沖縄への発送以外はビジネスメンバーズ
- 沖縄にのみにゃんPayを利用して都度チャージ
キーワードは『沖縄』です。
沖縄のみ営業母体が異なるとのことで料金の値引きが一切ききませんでした。
これはどの利用者でも同じ回答をしているそうです。
例えばauは沖縄だけ会社が違いますよね。
あんな感じでヤマトも沖縄だけは別扱いになるらしいのです。
最初に提示された沖縄の金額は”現在より300円高い料金”でした。
今購入してくださる方の負担を300円増やすのはわたしとしてはいただけない。
納得できず一旦提示された内容を否認し、連絡を待つことに。
その後センター長さんにお聞きしたところ会社単位での事情があったとのこと。
で、提案されたのが「にゃんPay」というわけです。
厳密にはメンバーズBIGが一番安くなりますが、沖縄への発送のために50000円チャージは本末転倒。
なら少し割引率は妥協してにゃんPayでということになったのです。
中部圏内であれば同じ管轄になるので送料も下げることが出来る。
そんなことを聞いちゃったもんですから「じゃあいけるところまで下げていただいて♪」と交渉しましたw
ありがたいことに80サイズも調整してもらえたので、言ってみるものですね。
個人的には納得の金額になったので承認。
引き落とし口座の情報を提出して、スタートとなります。
発送作業は格段に楽になりました。
印刷したものを直接箱に貼って持っていくだけ。
以前はビジネスメンバーズカードがあったのですが今は必要ないそうです。便利になってましたよ。
今回のまとめ
今回は「ヤマトビジネスメンバーズを導入した経緯と内容」について解説しました。
最後に内容をまとめておきましょう。
こうして現金50000円先払いチャージ生活が終焉を迎えました。
交渉はお声かけから始まったので、ここまでコツコツやっていて良かったなと思います。
実はセンター長さんは以前ビジネスメンバーズを契約した時からお世話になっております。
ちょっと成長した姿を見せられたかなw
長くなりましたが、発送の方法は働き方によってさまざま。
あまり発送しないならわざわざ50000円のチャージをして現金を拘束するのは勿体無いし、たくさん発送するのに普通のチャージだと割引率が悪い。
個数が出せないのにビジネスメンバーズを交渉しても価格は下がらない。
発送の具合に合わせて変化させられればいいのかなと思います。
ある程度数が安定してきたらいよいよ交渉です。
その時まではコツコツ積み上げて交渉を待つのみ。
ビジネスメンバーズへの影響はいかに。
進展がありましたがまた記事にしますねw
今回の内容がお役に立てれば幸いです。