今回は“パン屋の開業準備“のお話。
パン屋さんを始めるには工房が必要。
しかし忘れてはいけないことがあります。
それが『屋号』。
工房と同じくらい使い続けるもの。
工房がまだ夢であっても、パン教室でその屋号を使ってもいい。
大切な名前、じっくり決めていきましょう。
屋号はどんな時に使う?
現在お仕事を別でされている場合。
多くの場合、年末調整などの事務的なことは勤務先でされますよね。
開業届を出すと自分で確定申告をすることになります。
パン工房を作るとおそらく保健所の方からこう言われます。
開業届、出しておいてくださいね〜。
開業届を出すときにに必ず書くのが『屋号』。
いわゆる“お仕事用の名前“です。
扶養について補足をしておきましょう。
開業届を出したら旦那さんの扶養から外れてしまうか不安な方もいらっしゃいますよね。
これは旦那さんの会社によります。
- 開業届を出した時点で扶養から外れる
- 103万円の壁で扶養から外れる
- 130万円の壁で扶養から外れる
扶養から外れたくないけれど、パン屋を開業したい。でも旦那さんの会社は開業届の時点で外れてしまう。
こんな場合は…どちらかを諦めるしかありません。
大きな会社は130万の壁であることが多いです。
ご参考まで。
屋号は開業届でももちろん書きますし、イベント出店やネットショップ、確定申告などあらゆる場面で登場します。
お仕事用のアドレスも屋号が入っているとそれっぽいですよね。
出店だけ屋号を変えることも出来ますが、おそらくそういう使い方をする方は少ないかと思います。
あと途中で屋号を変える方もいらっしゃいます。
その場合はこれまでのアドバンテージが使えないデメリットもあります。
出来たら1つの名前をガッツリ使いたいですよね。
じっくり名前を考えていきましょう。
いつもの屋号のハナシ
わたしの話をしていきましょう。
「屋号は1つでまとめるといい」とか言っておきながら、わたし自身は屋号を2つ使い分けています。
開業届の屋号は普段パン販売をしているもので登録。
“ぱんのおみみ“はサブ屋号といいますか、パン屋さんの情報配信用の名前という位置付け。
パン屋さんとして使っている屋号。
実はパン屋用として全く考えていませんでした。
なぜならわたしの最初の活動は“講師業“だったから。
たまたまパン屋で使っても支障ない名前だったので、そのまま今でも使い続けているという感じw
屋号と分けている理由は『完全に分けておきたいから』。そのまんまやん。
ざっとまとめておきます。
「やりづらくなる」という部分はある意味核心をついています。
「へー、この人こんな感じなんだぁ」みたいになるのが嫌なのですw
せっかく手の内を明かすなら気持ちよく情報を出したい。
「どこぞの誰か知らんけどいい情報くれるヤツ」でいたいのです。
個人的には情報の出し惜しみはしないようにしています。
だからあえて屋号は完全に分けている、というわけ。
本来であればマネタイズの観点から考えると“ぱんのおみみ“でパンの宣伝をして、さらにパンをたくさん販売するというのがセオリー。
しかしわたしは違います。
最終的には“パン屋さんを再び趣味に戻したい“のです。
ちょっと変ですよね。分かっております。
良いのか悪いのか、環境がサラッと整いすぎて苦労せずにパン屋になったわたし。
パン屋になって楽しいことも、辛いこともありました。
知っていることを人に教えることが大好きなので、今はそちらを強化していきたい気持ちが強い。
そんな時、元々の屋号はやっぱり対応しています。
何にでも慣れちゃう便利な名付けをしていたんですね。
よくやったぞ!2011年の自分。
すみません。ここまで言っておいて、屋号は言えずで。(言わんのかい!)
ご想像にお任せします。
ぱんのおみみの由来
わたしの正体である方の屋号は言えませんが、“ぱんのおみみ“なら由来をお伝えできます。
“パン+パンの耳+おみちゃん=ぱんのおみみ“
『ぱんのおみみ』は考え方を変えてくれた“パン“への感謝を込めて名付けました。
もともとYouTubeはわたし発案ではありません。
夫の「特技あるなら出してみたら?」の一声で始めたYouTube配信。
最初の30本くらいはパンを作っていました。
が、次第にネタが尽きる。
1年半放置し、また夫の神の一声。
いつまでパン焼いてるの?パン屋さんやってるじゃん。イベントやってるじゃん。そういうのみんな知りたいってば。
アンタはよく見てる!
しかもわたしが人に教えるのが好きなのも知ってる。多分。
パン屋運営の話を始めたら登録者がググッと増えました。
毎回何かしらタイミング抜群な彼。ありがとうございます。
なんやかんやでパンには本当にお世話になっていますね。
パン屋はわたしにたくさんの経験をくれました。
パンに出会って、資格コンプレックスもだいぶ和らいだ。
わたしの人生はパンに救われたなと思っています。
テンションが上がる名付けを
さてさて。自分語りはこの辺りにしておいて。
屋号はどう付けるの?という話。
ずっとお付き合いする名前ですからね。
ノリも大切ですが、時間をかけましょう。
パンを出発点にしていないわたしはちょっと例外として、周りを思い出してみると、由来はこのあたりが多いかなと。
でもきっと最初の屋号を今決めたとしても、やっぱり同じ屋号にするかな。
出店した時にマップに並んだところを考えると“ぱんのおみみ“ではないなーと思いますw
いろいろな経験をしたからこそ、“ぱんのおみみ“という屋号は誕生したし、今となってはすごく愛おしい名前にもなったんでしょう。
グッズとか作りたくなっちゃいますもんね。
イラストの能力がしばらくスランプなので、そろそろ呼び起こしたいところでありますw
実は書けるんですよ、絵(何の自慢?)
まとめるとこんな感じかな。
こういうのの最後は直感です。
直感って大事ですよ。
ピンときたらきっと大丈夫。
直感の威力って大きいです。
パン屋を開業出来るのはまだ先かな…と思っていても、名前を考えることはできます。
名前考えている時、きっと幸せな時間ですよ。
その屋号でパン教室を始めて、ある程度名前を広めておけばパン屋さんを始めたらちょっと知ってもらえている。
これもちょっとしたアドバンテージ。
やれることはたくさんあります。
ぜひウキウキ出来る名前を考えてみてくださいね。
今回のまとめ
今回は「屋号はどう決めた?」ということで、屋号の出番や“ぱんのおみみ“の由来について解説しました。
最後にポイントをまとめておきましょう。
最近“ぱんのおみみ“という名前を褒めてもらうことが多いです。
一般的に屋号などは『短め・読みやすい・分かりやすい』がいいそう。
何も考えずに付けた割には全てを満たしましたw
よくやったぞ、4年前の自分。
ときどき超かっちょいい屋号があります。
素敵だけど読めない…というお店も。
でもそれもまた個性であって、いいと思います。
やっぱり直感です。
ピンときたら110番。違う違う、名付けね。
楽しんで考えてみましょう!