今回は「個性を商品にする5つのコツ」について解説します。
何事もスタートは気合いが入りますよね。
が、意気込んだからといって向いているかどうかは始めてみないと分からないし、稼げるかどうかなんて分からない。
わたし自身も過去大いに失敗を重ね、今に至ります。
きっかけはなんでも良いのです。まずは興味を持つことから。
コツ1:ジャンルは1つでなくてもいい
ジャンルは無理に一つに絞る必要はありません。
でも視野は広めに持っておくべきです。
とはいえ守備範囲が広過ぎると管理がしきれません。
実は迷走期は色々やってたよ笑”
えっ、そうなの?
うん。もうね、それはそれはたくさん…ww
ベビマ講師をしながら、アロマセラピーの講師をし、パンの教室をしつつ、カラーセラピーもする。そしてイベントではパンと布ナプキンを販売する。
自分でも何者なのか分からなくなりました笑”
ある時はパンを販売しながら、隣でカラーセラピーをしていました。
好きなものは好き。だから同時にやる。当時は何も考えていませんでした。若気の至り。
お客さんにとっては不思議極まりないものですね(苦笑)
そういう摩訶不思議な手法はオススメしません。
パン×ハーブとかパン×食器とか、近いけれどジャンルの違うものがセットになっているとお客さんの間口も広がります。
コツ2:信念があれば無理矢理共存も可能
一見して関係のなさそうな商品があるとします。
しかしながら実はフタを開けてみると共通した信念を持ち合わせていれば共存は可能。
そういえばパンと布ナプキンを取り扱っていたんだよ。
全然関係ないもの同士だね、どうして?
それはね、自分の健康と関係があったんだって。
例を挙げてみましょう。
わたしはパンと布ナプキンを共存させています。
一見して関係がなさそうですよね。
パンの調味料は身体の影響を考えて人一倍こだわって選んでいます。
一方布ナプキンでは女性が自分自身の身体と向き合うことを提案しています。
実はどちらも「身体のことを考えている」という共通点。
またわたし自身が卵巣嚢腫などで子宮系が少々弱い事もあり、あえて共存させています。
今ではわたし=パンと布ナプキンというのが周りには浸透していますが、初めて見る人は『なぜに?』と思う事でしょう。そこはね、もう慣れていただくしかない笑”
つまり「意味があって共存しているものはオッケー」と捉えて大丈夫ということ。
ただあまりにも一貫性がないとただの金の亡者みたいになってしまうので、ジャンルを共存させるなら2.3種までを推奨します。経験上w
(現在はイベント出店をしていないので、パンのみの活動にしています)
コツ3:トータルコーディネートしてみる
イベント主催で共に活動している仲間に大人服を取り扱ってる作家さんがいます。
イメージは『自分の製作した服を着て、犬の散歩をする』。
“大人服×わんこ服×帆布鞄×靴下“がすんなりと入ってきます。この関連性を聞いた時は「なるほど!」と思いました。
そういう『想像できる光景』を共存のテーマにすると複数ジャンルが一緒になっていてもとてもまとまっています。
すごい!散歩している姿が想像できるね♪
イベント出店ではある程度の作品数がないと殺風景になりがち。商品数を多くすることも考えてコラボするのも一つの作戦だよね。
ぜひ複数テーマをイメージするときはメインテーマを中心に広げてみるといいでしょう。
一貫していれば世界がどんどん広がります。
コツ4:憧れの作家さんを見つけよう
何事もスタートは”模倣”から始まります。
- 「こんな雰囲気の小物を作りたいな」
- 「出店はこの作家さんみたいな雰囲気にしたいな」
- 「全体的にこの雰囲気にするにはこうしようかな」
とかなんでもいいのです。もちろん完コピはダメですよ。
でもイメージがなければ自分の商品は軸がグラグラになります。
もちろん途中で方向性が変わることもあるでしょう。
それは自分の『経験』によって『成長』したということ。
もしかしたら今出店しているイベントの雰囲気に自分の作風が合わなくなることもあるかもしれません。
自分自身を客観視して、手放す勇気も大切です。
手放す勇気についてもまた改めて記事にしますね。これもまた奥が深い。
なかなか個性が見つからない!という人はネットショップやイベントで自分の目指す作家さんを探してみるといいかと思います。
作家さんならminne、クリエイターさんならココナラ。たくさんの作家さんとクリエイターさんが活動してらっしゃいます。会員登録(無料)して利用してみると、さらに具体的に活動内容を見ることが出来ます。
コツ5:苦手が個性に変わる事もある
誰にでも苦手なことはあります。
再びわたしの例でお話しましょう。
ジャンルはずっとお伝えしている通り”パン”です。
一般的なパン屋さんにはバケット、クロワッサン、サンドイッチなどたくさんの種類があります。
自分がパン屋として特徴を出すときにまず脳裏によぎったことをじょびくんに代弁してもらいましょう。
焼けないパンと苦手なパンどうしよう。サンドイッチとか許可的にダメだしなぁ。
そう。パン屋といえどもわたくし、独学のため成型や焼成が苦手なパンがあるのです。
ついでに言えば飲食業許可と菓子製造業許可は別物。出来ないこともあるのです。
しかも硬いパンがもともと個人的に苦手。
な・ら・ば、『焼かない』と決めちゃおう。
と開き直ったわけです。
代わりに独特でお得意の『シンプルもちもちぱん』をウリにし、“毎日食べたいシンプルぱん“としての位置付けをしよう、と。
たまたま焼いていたパンに個性があったんだね。
あえて苦手なことから身を引いて、代わりに自分の得意を伸ばしたんだ。
ちょうどブランディングが見えてきた頃にminneとCreemaを始めました。
その特徴のおかげでシンプルぱんが武器になることも知りました。
”毎日食べたいシンプルもちもちぱん”
キーワードは「シンプル・もちもち・毎日食べたくなる」。
苦手が個性になった瞬間でした。
物事の側面を見つめてみると思わぬところに個性が転がっていることがあります。
弱みが強みに変わる事もあります。また、個性を見つけるとその後のイメージが湧きやすくなります。
商品に合わせた画像やカラーイメージ。出店イメージにも合わせる。
総合的なブランディングは出店・出品する上でとても大事です。
イベント主催も活動の一環としてやっているのですが、やはり声をかけたいなと思うお店は全体的にバランスが取れています。
せっかく良いものを売っているのにディスプレイが残念なお店もあるし、逆にディスプレイとブランディングの総合力でポイントの高いお店もあります。
最終的には総合力。バランスなのだと思います。
今回のまとめ
今回は“個性を見つけるコツ“について解説しました。
- ジャンルは一つでなくてもいい
- 信念があれば無理や共存も可能
- トータルコーディネートをしてみる
- 憧れの作家さんを見つけよう
- 苦手が個性に変わることもある
結局のところ自分自身でたくさんの経験をして探すしかありません。
好きでもアイデアが浮かばなければ続かないし、得意でも好きでなければ愛情が湧かない。
愛情はしっかり商品に表れてきます。
『好きなことで稼ぐ』と決めた時から愛情を持って向き合うこと。これはとても大切なことです。
なんだか行き詰まっているな、と感じた時。もしかしたら商品に対する情熱と愛情が減ってきているのかもしれません。
そんな時は無理に粘らず小休止。
焦らない、欲張らない。”ゆるく楽しくはたらく”ことを意識してあえてのんびり過ごしましょう。