今回は「絶好調な時こそ意識したい7つのこと」について解説します。
今ハンドメイドで絶好調!楽しい!嬉しい!イエイ!とノリに乗っている方に意識しておいていただきたいこと。
今だから出来ることがあります。ぜひご参考ください。
今回の記事の概要
ハンドメイドや講師として活動を始め、少しずつ形になってくる。
注文や依頼が増え、やりがいも収入も得てきた。
毎日充実してる!
わたしは今たくさん稼いでる!
毎日が楽しくてしかたない!
そんな風に思える日々。
そんな日々が続けばいい、と誰もが思います。
が、ある日突然パッタリ仕事が無くなる時があります。
たまたま”注文が入らない時期”に入っているだけかもしれないけれど、無性に不安感に襲われるのです。
「このまま仕事がなくなったらどうしよう。」と。
そんな時のために絶好調期だからこそ、日頃から意識しておきたいことについて解説します。
大丈夫。誠実に、心を込めて行動していれば見ていてくれる人がいますから。
今回は7つのポイントにまとめてみました。
- 詰め込み過ぎずに休息をとる
- 過去と比べすぎないようにする
- 自分の働き方を再確認しておく
- 常に危機感を持って動くようにする
- 自分で決めたことに責任を持つ
- 一つのことを広く、深く追求してみる
- 好きと得意をさらに伸ばしてみる
それでは1つずつ解説していきます。
詰め込み過ぎずにあえて休息をとる
たくさんの仕事に囲まれ“自分の努力が報われたように感じる“毎日。
本業の間にハンドメイド活動をされている方は隙間時間を見つけてはコツコツと頑張られていることでしょう。
注文に追われている時はやりがいを求めてとにかく奮闘!嬉しい気持ちでいっぱいです。
あ〜忙しいけれど幸せだな〜♪
そんな時だからこそ、リフレッシュの時間をしっかりとりましょう。
良い時というのはずっと続きません。だから悪い時に備えて休息をとっておく。
心のゆとりを持っておくことが重要です。
散歩してもいいし、昼寝してもいい。とにかくのんびり過ごす時間を作ります。
忙しい時ほどゆっくりと。焦らずドンと構えているくらいがちょうどいい。
意識です、意識。それが習慣になっていくのですから。
過去や他人と比べすぎないようにする
最近、”前”より良くなったな〜
”あの人”よりも売れているから大丈夫。
調子のいい時ほど過去を下にみてしまいがち。
確かに少しずつ成果が見えてくることは嬉しいし、報われた気もします。
でもこの考え方は調子の悪い時期には悪い方向に向いてしまいます。
”前”は良かったのに、最近全然売れないよ。
”あの人”は売れているのに、わたしだけ売れない…
過去に執着していても何も変わりません。
絶好調の時こそ、過去を見直して良い部分は活かす。
今抱える問題はしっかり修正して悪いときに備える。
過去や他人と比べるのではなく自分の歩んでみた道を愛でて、頑張っているよねと褒めてあげる。
プラスの思考はきっと調子の悪い時期に助けてくれます。
今と未来に目を向けておきましょう。
自分の働き方を再確認しておく
調子の良い時期がある程度続いてくると、あれもこれもやりたくなってきます。
- こうなったらもっと稼げるかな
- これを増やしたらもっと売れるかな
人間は誰しも“欲“があるもの。
一度手に入れるともっと手に入れたくなる。
増えても増えてもさらに手に入れたくなるのです。
自分の中であまりにも『やりたいこと』が増えてきた。もしくはなんだか毎日が忙しないと感じてきたら一度立ち止まってみましょう。
欲にまみれた行動をしてしまっているかもしれません。
それは時としてお客さんにも伝わります。言動や作品にバッチリ出てしまうのです。
調子の良い時期こそ、自分はどんな働き方をしたかったのだろう??と自問してみましょう。
会社を作ってゴリゴリに働くスタイルを望んでいましたか?
このサイトを読んでくださっている方は“趣味でちょっとしたお小遣い稼ぎが出来たらいいな〜“とか“好きなことでパート代くらい稼げたらパート出なくて済むな〜“という方が多いと思います。
そうなんです。そこ。
そのゆるさが大切なのです。
自分の目指すスタイルを見失うと単なる“金の亡者“になるだけ。
もちろん適正なチャンスがあればそれは挑戦するべきだと思います。
でも絶好調な時はなんでもやれると思ってしまいがち。
全てを引き受けるのが良いとは限りません。
何事も“良い加減“に。
あれもこれも手を出すと一つ一つの質も下がってしまうよ。
常に危機感を持って動くようにする
わたしの働き方の考えの中でこんな風に考えていることがあります。
- 明日地震がきて家や工房が壊れたらパン屋はできないな
- 夫の出向などに帯同するとなったらパン屋はできないな
- あと10年、20年後続けているのかな
- 怪我をして思うように動けなくなるかもしれないな
今だからこそ出来る行動はたくさんあると思います。
正直10年先パン屋を続けているか?と言われたら分からない。
そもそも今の場所に定住しているとも思わない。
地震や出向の帯同など“自分の意志を問わずして“決まることもあるでしょう。
その時のために普段から「10年後の自分を想像して暮らす」ようにしています。
というのも自分がいわゆる“繊細な人“であるから、失うことが怖いのです。
失うこと、手放すことを常に意識しておく。
それに合わせて自分はどう働きたくて、どう暮らしたいのかを考える。
今はまさにその作業を進めている最中。
今この瞬間の平凡でいられる時間に感謝し、未来を見据えた行動をする。
好調な時はそんな日常の幸せすら忘れて頑張り、見失いがち。
ちょっと立ち止まって、今ある幸せを感じてみましょう。
その中で自分の最善を尽くして作品を作り、広めていく。
そんな働き方が出来るなら素敵ですよね。
自分で決めたことに責任を持つ
自己責任論をド真面目に語るつもりはないのですが、全ての行動は自分で決めて行っているもの。
調子の良い時期に決めたことは「その時のノリで決めてしまう」ことが多い。
なんでもやれてしまう気がするし、活動できる場所が増えるなら嬉しい。だから引き受けてしまう。
自分には向いていないことすら出来る気がしてドンドン増やしてしまうこともあります。
人にはそれぞれ向き・不向きがあります。好き・嫌いだってあります。
調子が悪くなった時にそれはどんどん重荷になる。
せっかく自由に活動の出来ることを見つけたのに、我慢をして続ける。
それは楽しくないし、本末転倒です。
全て楽しいことで埋め尽くされるのが正解ではないと思いますが、選択をしているのは他でもなく自分なのです。
だから調子のいい時こそ、決断は冷静に。
裏を返せば調子の悪い時は“自分の出来ること“に焦点を当ててやれそうなことならトライしてみるといいと思います。
決断は1.2日寝かせると違う側面が見えてくることがあるよ。出店の判断などもちょっと寝かせてみるといいかもしれないね。
一つのことを広く、深く追求してみる
手を広げたくなる気持ちをグッと堪えることが出来たなら、次は「今持っている自分の可能性」を広げてみましょう。
- 作風のテーマを少し横移動させてみたら雰囲気がガラっと変わるかもしれない。
- ちょっと規模の大きなイベントに応募して自分のレベルを確かめる
今あることから少しだけ踏み出すことで、武器は同じなのに可能性が広がることもあります。
わたしの場合はネットショップでしょうか。
正直「シンプルなパンの通販なんて買うのかしら?」なんて思っていました。
むしろ逆だった。
シンプルなパンだからこそ、ふと小腹の空いた時にアレンジして食べられる素朴なパンたち。
『自分にはシンプルなパンしか焼けない』と思っていたので可能性が一気に広がった瞬間でした。
それからはシンプル路線を横移動させながら、お客さんの食べたいと思うパンを思い浮かべてメニューを考えるようにしています。
好きと得意をさらに伸ばしてみる
- 好きなことを広めたいからハンドメイドの活動を始める。
- 人よりちょっと得意だから外の世界に披露しようと思う。
ここまで行動できていることだけでもとても素晴らしい。
カタチが見えてきたら、次はもっともっと伸ばしてみましょう。
手を広げるのではなく、深く深く。
コアな作家さんにはコアなファンがついてくれます。
他にはない魅力があるから。
たくさんのことを網羅している何でも屋さんより、一つのことを知り尽くしている職人さんの方が興味が湧いてくるのと同じ感覚ですね。
わたしも手広くいろいろなことをしてきました。だから当初のイメージは「なんでも知ってそうな人」な感じだったでしょう。
今ではすっかり“パン屋さん“で定着しています。
もはや職人の気分でいいと思います。
一つのことを追求していく中で必要な部分は広げても大丈夫。
きっとファンの方は『おや、何やら面白そう』だなんて新しいことに興味を持ってくれると思います。
お客さんの興味をそそるような個性を見つけよう!
今回のまとめ
今回は「絶好調な時にこそ意識してほしい7つのこと」について解説しました。
- 詰め込み過ぎずに休息をとる
- 過去と比べすぎないようにする
- 自分の働き方を再確認しておく
- 常に危機感を持って動くようにする
- 自分で決めたことに責任を持つ
- 一つのことを広く、深く追求してみる
- 好きと得意をさらに伸ばしてみる
つまりは「常に自分のことを客観視する」ということ。
自分の信念を持ち、作品を信頼し、狭く深く追求する。
調子の良い時こそ悪い時に備える。
ずっと絶好調は続きませんが、止まない雨もありません。
自分が続けたいと思う限りは続けられる。
それが『複業』だと思うのです。
これからも自分らしく活動するヒントをお伝えできたらと思います。
それでは今回はこのあたりで。