今回は「工房作りでこだわったポイント5選」ということで工房を作る際に気にかけた事についてまとめてみます。
早速その5選がコチラ。
- 自宅から電気、ガス、水道を持ってきたい
- シャッター部分は収納スペースとして使いたい
- 床はフローリングにしたい
- 工場みたいなインテリアにしたい
- 食材の保存は長い棚と収納ケースで
一つずつまとめていきます。
自宅から電気、ガス、水道を持ってきたい
このパン工房はもともと農具小屋でした。
そのため電気もガスも水道も開通していません。
自宅から数メートルに位置する「イナバの物置」。
この距離であれば自宅から引っ張ってくることが可能。
ガスは自宅のプロパンからはるばる引っ張ってきています。
結構な距離を持ってくるので多少着火は遅いですが、家にはわせてずーっと持ってきて最終的には地下に通して工房まで辿り着きます。
水道、電気も同じく自宅から持ってきています。
ちなみに電波事情としてはギリギリ自宅からWi-Fiも届きます。そのくらいの距離感。
油断するとWi-Fiが切れているので、普段は入口にスマホを引っ付けております。
シャッター部分は収納スペースとして使いたい
パン屋、と聞くと街にあるお店を思い浮かべる方も多いかと思いますが、この工房は初めから「パンの製造」目的で考えていました。
農具小屋だったため側面にはシャッターがあります。
自宅工房として販売を考える場合はシャッター部分をカウンターにして接客スペースをとる、ということも可能でした。
でも下の隙間から虫が入ってきそうだし、シャッター側の道はとても狭く、販売をするには正直現実的ではなかったので「お店」としての機能は持たせず、『製造するための工房』という位置付けにしました。
床はフローリングにしたい
続いては床のお話。
もともとが地面に埋め込まれたタイプの物置で、床は土間でした。
「物置」という区分ではなく「倉庫」となり、固定資産税もかかっています。
床に関しては費用を抑えるという面では土間のままでもよかったのですが、衛生面を考えてフローリングに。
フローリングにしたことに後悔はないですが、費用の面で言うと大きい部分になります。
ちなみに初期は無垢のフローリングが気持ちよくてリビングのようにスリッパなしで動いていましたが、冬に入り霜焼けができてしまったため、現在は年間通じてスリッパ着用です。
やっぱり物置は寒い、と言うのを痛感しました。
6年経ち、だいぶ床も色が落ちてきたのでそのうち自分で塗ろうかなと思っています。
工場みたいなインテリアにしたい
この工房最大のこだわりは『工場みたいな雰囲気』。
趣味丸出しのインダストリアルな感じを出しました。
壁紙はコンクリート風。
こちらの壁は断熱材も入れてもらいました。
木で枠を作り、この中に断熱材を入れてもらいます。
それでもやはり寒いですが、断熱材は正解。
今ですら冬は冷蔵庫並みの温度。夏はもちろん蒸し風呂。西陽の時間帯になるとすごく暑いです。夏はエアコン必須の環境。
後に気づくことになりますが、グレーの壁紙は食べ物の撮影には不向きな様子。
どうやらカメラが黄色を探して、画像がすごく黄色になります。これは誤算でした。
普段はなんとか窓から日差しを入れて撮影をしています。
腰壁は防水の塗料を塗ってもらいました。
なので多少のお水がかかっても大丈夫。
厨房といえばタイルで腰壁を作ることが多いですが、インテリアにこだわったため木にしてもらいました。ここも費用が上がったポイントです笑”
そして工場っぽい雰囲気を出すにはステンレス。
ということで、火の周りはタイルではなくステンレスを提案して頂いたので即決。
ステンレス、思ったより掃除がしやすい。
さらに雰囲気を出すアイテムが“照明“。
わたしの頭の中には丸いシーリングライトしか頭になかったのですが、こちらも提案してもらい即決。
これはいわゆるよくある業務用の照明なのですが、一気に工房がカッコよくなって大満足。
時計もニトリのものを自分で汚し加工して工場っぽく。冷蔵庫も塗装しました。
お気に入りの空間で、お気に入りに囲まれてする仕事は最高です。
食材の保存は長い棚と収納ケース
飲食の厨房では「食材は扉のある場所に保管すること」とあります。
そのため食材は長い収納棚に入れています。
あとは最近増やした収納スペースと冷蔵庫へ保管。
中は棚の高さも変えられます。
業務用サイズで購入している砂糖や塩を小分けにして保存しています。
食品ロスを減らしたいので食材の大量購入はしないようにしています。
今回のまとめ
今回は「パン工房でこだわったポイント5選」ということで、わたしが個人的にこだわった部分についてまとめてみました。
- 自宅から電気、ガス、水道を持ってきたい
- シャッター部分は収納スペースとして使いたい
- 床はフローリングにしたい
- 工場みたいなインテリアにしたい
- 食材の保存は長い棚と収納ケース
一番のこだわりは「工場っぽいインテリア」。
お気に入りの空間に囲まれて毎日仕事ができるのは幸せなこと。
毎日ご機嫌でパンを焼けるようにこれからもお手入れしていきます。