以前確定申告のお話をしましたが、今回はもう少し日常的なお話。
『カード支払い、家計とどう分けてる?』という内容をまとめてみました。
昨今、キャッシュレスの時代であります。
通販メインで活動をしていると、基本的に売上は口座への振込。
定期販売の手渡しもPayPay払いが多かったりと、そもそも現金を扱うこと自体減ってきます。
そうなると仕入れのために毎回現金をおろしにいくのはめんどくさいし、帳簿を付けるにも「現金」と「預金」で項目が変わるため把握するのが大変になります。
この場合『振替』という形で”預金”を”現金”に替える項目を入力することになりますが、正直その作業はとてもめんどくさいものです。1つの入力も何回も重なれば手間ですよね。
対してキャッシュレス決済はポイント還元やキャッシュバックなどの恩恵を受けることも出来ます。
『こんな時代だし、キャッシュレス決済を上手に利用しましょう♪でも仕事用な分けておかないと本当に訳がわからなくなるから気をつけて』というのがこの記事のネタになったきっかけ。
実際、一時期本当に混乱していたので分かりやすく整えた今、ネタにしておこうという魂胆ですw
ぜひ最後までお付き合いください。
ネット銀行を活用しよう
仕事用の口座を持つとプライベート用口座との区別がつき、お金の管理がしやすくなります。
すでに銀行口座を複数持っている方は多いかと思います。
その場合はどこか1つを”仕事用”のメインバンクにしてもいいですね。
特に初めた直後でまだ先が見通せない場合は様子見として大いにアリです。
今回ご紹介したいのは『ネット銀行』。
ネット銀行って怖くない?
いえいえ。最近はむしろ恩恵の方が多いよ。
ネット銀行の方が預金の金利は高いし、カード決済を利用するとキャッシュバックがあったりもします。
ネット銀行では通帳のような記帳は不要。
アプリやWebで”タイムリーにお金の見える化”ができます。
最近ではキャッシュレスが主流となり、これまで現金決済だったお店もかなりキャッシュレス決済が導入されてきました。
わたしのような小さなパン屋でもPayPayやカード決済を導入しています。
イベント出店をしていてもキャッシュレス派の方は明らかに増えており、お店としてもお釣りで困ることもないし、手数料はかかるけれどそこまで折り込めば良い。
通販をメインで活動をしていると売上は口座への振込なのでなるべく効率よく利用したいものですよね。
ネット銀行もたくさんあります。
投資をされている方はご存知かもしれません。
最近Twitterで発信されている方がいて知りました。
複数の企業などからの振込があると「仕事用」と判定されることがあるそうで。
最悪口座を凍結される可能性がありますので、楽天銀行で口座開設する場合は個人口座を作ってから個人ビジネス口座を開設するようにしましょう。
特にビジネス用の口座を作らなくても利用できる銀行もあります。
中には楽天銀行のようにビジネス利用がダメとしているところもあるようなので銀行の規約をよく確認の上、進めるようにしてください。
本当に小さくちょろっと書いてあります。見逃さないようにしてくださいね。
次の項目ではデビットカードについて解説していきます。
デビットカードは帳簿管理が楽
”お金の見える化に便利”だからネット銀行を開設しよう!というお話をしました。
ここからはわたしが個人的に気に入っているデビットカードのお話。
会計管理をしているとカード決済だと”購入日”と”支払日”が異なりますよね。
まとめて月に1回支払いすることになります。
帳簿上では”未払金”だのなんだのと吐き気を催しそうになりますw
ズボラ人間としては帳簿管理においてそういう複雑な作業をしたくないということで、2020年まではずっと現金主義を貫いておりました。
まだキャッシュレス決済が少数派ということもあり、イベントでは基本現金決済。
釣り銭を大量に持ち込み、重いカバンを背負っておりました。
が、昨今のキャッシュレス化の波はすごかった。
我が家でもカード決済をメインにしたこともあり、カードの身軽さに気がついてしまったのです。
でもクレジットカードの後払い決済は帳簿が本当に嫌」
というわけでデビットカードを使っているわけですが、ここでカードについてもちょっと知っておきましょうか。
クレジットカードは「月に1回の支払日にまとめて支払う仕組みのカード」。
こちらはまとめて支払いのため、資金を準備する時間が取れるメリットがあります。
後払いのため利用額の把握をしておかないといつの間にか金額が膨らむことも。
クレジットカードは購入日と支払日が別であるため、帳簿の仕訳には”未払金”として記載をする必要があります。
その後、支払いをしたら”未払金”との金額確認をして”預金から出金”という帳簿になります。
クレジットカード、デビットカードとは異なるカードとしてはプリペイドカードもありますが、こちらは事前にチャージする作業が必要となります。
ギフトカードなんかも一種のプリペイドカードみたいなものですよね。
ズボラ人間なわたし、仕事用口座のデビットカードに目をつけました。
デビットカードとは「使ったタイミングと同時に自分の銀行口座から引き落としされるカード」。
個人事業用口座のデビットカードは”ビジネスデビットカード”とも呼ばれます。
即時決済のため、支払いの時差がない。
つまり帳簿が付けやすい。
頑張れば済む話ですが、確認作業と入力作業が1つ増えるのはわたしには拒否反応w
「仕事用口座かつデビットカードで決済も出来る」というのは”お金の見える化”の面ではかなり個人的に推しなポイントになっています。
デビットカードは時々ネットショッピングなどで決済出来ない時があります。
そんな時は諦めて現金でコンビニ振込などで対応しています。
ちなみにPayPayや楽天Payなども支払いの方法としては便利なのですが、プライベート用のお金と仕事用のお金で混乱したり、どこからチャージしたのかなどワケが分からなくなるので、仕事では利用していません。
分かりやすく「現金」もしくは「デビットカード」の2つにしています。
家計とどう分けて管理してる?
そもそもわたしがデビットカードを利用した経緯は「仕事でカード払いがしたい。でも家のカードを使うと混乱する」という心配があったから。
でもやはり「家」と「仕事」は線引きをしておくべき。
我が家では
- 家関連の支払いは夫が契約しているカードの家族カード
- 仕事関連の管理は自分の仕事用口座とデビットカード
で分けています。
生活費として念のための現金をいくらか手元におろして基本はクレジットカード払い。
家族カードだといくら使ったのかすぐバレるので使いすぎの抑止力にもなりますw
「そんな丸見え会計は気まずい!」と思うかもしれませんが、家族はチームですから協力し合って貯蓄と投資、節約をしております。
ポイント還元は楽天市場での仕入れが便利
「ポイントの恩恵をいただきたい!」ということであれば仕入れなどは楽天がオススメです。
最近は楽天もかなり改悪があり、以前ほど”楽天経済圏”の話は出てこなくなりました。
が、やっぱりなんやかんやポイントはやっぱり貯まりやすいなと思います。
ポイントアップ期間を狙って買い物をすればそれなりにポイント還元があったりします。
わたし自身は仕入れで楽天をかなり利用しています。
なのでもちろん「お買い物マラソン」や「楽天スーパーセール」対策として”今回買うものリスト”の準備をしていたりします。
付与されたポイントは楽天Payなどで支払うとやっぱり帳簿で混乱してしまうので、自分の化粧品や家族との外食など仕事とは別のシーンで消費するようにしています。
とにかく”帳簿”とか”簿記”とか”確定申告”とかそういうものに弱い。
なるべく簡素化して気持ちを落ち着かせています。
ちなみに先ほど個人の楽天銀行口座はビジネス利用できないとお伝えしましたが、楽天には「個人ビジネス口座」というものが存在します。
個人口座を開設後に、個人ビジネス口座を開設して申し込みをすればJCBの楽天ビジネスデビットカードを作ることができます。
こちらは1%キャッシュバックがあります。
キャッシュバック派か、ポイント還元派かは人それぞれ。
ぜひ検討してみてください。
今回のまとめ
今回は「カード支払い、家計とどう分けてる?」ということでわたしの会計管理についてお話ししました。
最後に内容をまとめておきましょう。
仕事の支払いなどを現金主義からネット銀行管理とデビットカード支払いにしたことで明らかに使途不明金が減り、無駄遣いが減りました。
と同時にポイント還元やキャッシュバックが頭にチラつき、違う方面で無駄遣いしていた時期があります。単純な人間ですw
意識してミニマムな働き方にしたことで、時間もお金も使い方が変わりました。
それについてはまた解説しようと思います。
自分がカード決済をメインにしているということは、きっとお客さんもキャッシュレス決済の方が増えているわけですよね。
だからこそ販売するときはお客さん目線に立つとPayPay決済やカード決済を導入しておくのは時代の流れとして自然な気がします。
でも自分が現金主義だとどうしてもキャッシュレスに目がいきませんよね。
「キャッシュレス決済か…なんだかな。」と敬遠しがちな方はまず自分がキャッシュレス決済を経験することから始めてみてください。
とっても便利な世界になると思いますよ。
今回の内容がお役に立てれば幸いです。