先日こんな本を読みました。
『繊細すぎて生きづらい-私はHSP漫画家-』
漫画形式なので読みやすかったのと、「ああ〜!わかる〜!わかりすぎる〜!」という内容の詰まった1冊でした。
気になる方はぜひ読んでみてください。
HSPとは“highly sensitive person“の略で“繊細な人“という意味。
5人に1人はいると言われています。
さらにその中には興味がアリアリで元気なのにHSPというHSS型HSPの人も。
HSP自体は病気ではありません。
だから診断されたりということはないですが、きっとわたしはHSS型HSP。
まぁそれも分かりませんけどねw
あまりにも当てはまりすぎているので盲信しすぎないレベルで行動傾向の参考にさせてもらっています。
というわけで今回はわたしの働き方について
- よく言えば“一匹狼“
- 今時の言葉で言えば“繊細さん“
な目線から考えてみたいと思います。
端的に言って「自分めんどくさいな、オイ」と思うことはよくありますw
でも考え方の癖は簡単には変えられないですから、「またこう考えてしまうのか。そうかそうか」なんて思いながら生きております。
きっとそんな人は多いことでしょう。
今回はかなり経験談的なお話が多めの回となります。
一人が気楽とはいえ、全くの一人で何かをするのは難しいです。
自分の得意なこと、苦手なことを受け入れて、時には周りに助けてもらって。
やれる範囲で活動していこうと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。
結局1人が一番気楽だった
よく「自分にしか出来ないことをやろう」と言われます。
裏を返せば「出来ないことは人に任せよう」という意味でもあります。
例えばわたしなら苦手なパソコン系ですかね。
- チラシはデザイナーさんに依頼する
- HPの制作をお願いする
- 動画編集を委託する とかでしょうか。
委託することで作業をしてもらっている間に自分の得意なことを伸ばせる。
ネタを書いたりとかですね。
委託して上手に作業を自動化されている方もいらっしゃいます。
お菓子屋さんならこんな感じ。
パンだと長期で預けられないですがスタッフさんがいたりするとわたしのような小さなパン屋でも似たようなシステムを作ることが出来ます。
しかしなぜでしょう。
ここにHSPの気質が出てしまうのでしょうか。
わたしにはそれが出来ないんです。
例えばこんなことが気になってしまいます。
その上2つほど思うことが出てきてしまいます。
1つ目:自分が納得しないと進めない
2つ目:なんとなく人に対して申し訳なく思ってしまう
相手はお仕事として受けているわけですから、例えば原稿を指摘されるのなんて日常茶飯事。
でもわたし目線だと相手の心情にすでに入り込んじゃうんですねぇ。
「自分だったら指摘されるのが怖い」と思ってしまいます。
だから下手に人に頼むのも申し訳ないなぁと考える。
相手の時間を奪うことに抵抗をなぜか感じてしまうのでそういえば育児中もほとんど息子を人に預けませんでした。
対策はいろいろ考えましたが、毎回『結局1人でやった方が気楽』という結論に至った。
この部分はわたしには今後の課題になりそうです。
1人の方が迷惑をかけない
自分はHSPかもと思っている方には先ほどの項目のお話はちょっと共感していただけたかもしれません。
自分がされて嫌なことはしたくないと思うからこそ人に迷惑をかけたくないという心理も働いてきます。
少し前にイベント出店を辞めたというお話をしました。
ワヤワヤとノリで主催をしていたときは深くまで考えていなかったけれど、チームになり始めた途端わたしのHSPモードが発動。
- 自分の能力では出来ないことな気がする
- 自分が足でまといになっている気がする
- 聞きたいことがわからないけれど、聞くことも怖い
- しょーもないことを聞いたら迷惑な気がする
- 動けない自分もウザいし、変な行動をとるのもダメな気がする
このモードが作動してくるともうダメです。
むしろ自分の存在自体が迷惑だと思ってしまいます。
そして思うのです。
『抜けよう、抜けた方がきっと上手くいく。』
このとき”抜けたら迷惑”と思えないのはなぜなのでしょうかw
自己肯定感が異常に低いからでしょうか。
なのに完璧主義なんですからもうね、1人でやっといた方がいいんでしょうね。
そんなこんなでいつも組織やチームになると自ら抜けてきた人生でした。
この1年は初めてそういうものに属さずに活動をしています。
周りから見たら一匹狼ですよね。自立しているように見えるかもしれません。
でも全然そんなこともないんですよ。
せっかくなのでこの1年の感想もまとめておきます。
ざっとまとめると『割と快適』ではあります。
これまでは「わたしのせいじゃない」みたいな守りの考えがありましたが、今はそれが通用しません。
この部分に関していえば成長しているようです。
悩みの9割は人間関係なんて言いますが実はかなりコミュ障なところがあったんでしょうね。
人との関わりにとても苦労して生きてきたのかもと気づきました。
最近では「自分、よくここまで頑張ってたよ。」とちょっと労ることもできています。
1人運営は孤独なの?
少々わたしの闇の部分に入っておりますが、結局1人で運営することは孤独なのでしょうか?
個人的にはそうは思いません。
確かにそこまで稼げないし、大きくも出来ないし、人と関わることも多くないので広げることもない。
人によっては面白いと思えないかもしれません。
大切にしたい家族がいて、好きなことを仕事に出来て、1人でマイペースに出来て、家族との時間も取れる。
家事の時間もガッツリ取れるし、送り迎えがあっても対応可能。
わたしにとっては以前からの動画でもお話ししていますが、自分のトラウマや家庭に対するトラウマのケアが出来ている今はこれでいいのかなと思っています。
1人運営となると本当に全て自分主導です。
「大変でしょ〜」と思うかもしれませんが、個人的には人と関わる方が大変なんです。
多少いろんなことにつまずいても、自分で調べて、自分で試して、自分で修正していく。
遠回りなこともたくさんありますが、行動出来たからこそ得られることもたくさんあります。
そして現代にはネットという味方もいます。
と言ってますが、人と関わるのが苦手なのでTwitterなども基本は見る専。
しかもなかなかの疑い深い性格なので全てを信じることもありません。
”トラウマ=信用できない”という側面があるのはある意味盾にもなっています。
いいのかどうかは分かりませんけど。
経験したことをアウトプットするときは興味の方が先行するので今みたいにどんどんと情報を出していきます。
その人が輝ける場所なのであればそれは孤独ではなくて、やりがいに変わります。
人によっては孤独感が勝るかもしれませんが、わたし個人としてはそこまででもなく楽しくやっている感じです。
うっすら闇の部分は続いたので、次の項目ではプラスの側面についてまとめていきましょう。
役に立てる存在にはなりたい
ここまでの内容を聞いていると「そうか、君はコミュ障で人と関わるのが苦手なのね。でもなぜ動画配信やブログでの発信をしているの?」と思われるかもしれません。
わたしも思いますw
ここにいわゆる”HSS型HSPの特性”が出ているようなのです。
HSS型HSPというのは『外向的な繊細さん』。
一言で言えば、敏感で傷つきやすいのに刺激を求めてしまう人。
変人じゃね?と思うかもですが、そうかもしれませんねw
新しい経験や情報を求めて、人とは関わってみるけれど繊細で敏感ゆえいつも傷ついてしまう。
ここまでのお話がつながったでしょう?
傾向をまとめてみましょうか。
端的に言って「めんどくせぇ」ってやつですね。
どうします?どうしようもありません。受け入れましょう。
つまりは今現在、こうして発信していることは厚めの盾を持ちつつ外向的な部分をゴリゴリ押し出しているわけですね。
人に教えるのも好きだし、人と話すこと自体は好き。
経験をアウトプットすることも好きだし、経験が誰かの役に立っていることも嬉しい。
学ぶことも好きだし、実践することも好き。
でも繊細で人が怖い。
正直「生きづらいなぁ」と思うことの方が多いです。
矛盾に矛盾を重ねているけれど、それでも発信しようと思うのは『それが好きだから』なのかなと思います。
ちょっと人よりは敏感だけれど、その分感受性豊か。
小さいことから話題を引っ張り出すことも得意です。
だからかこのチャンネルでは何かの方法や紹介よりも考え方や捉え方のお話をすることも多いです。
今後もちょこちょことこんな内面からのお話をしつつ、主婦ベースのパン屋さんのお話を出来たらと思っています。
今回のまとめ
今回は「一匹狼?HSP?1人運営って孤独?」について考え方の癖の部分からアプローチして考えてみました。
今回はかなり自分語りをしてしまいました。失礼しました。
最後に内容をまとめておきます。
思えば主催から離れたこと、出店から離れたことは「組織」や「人と関わること」が苦手だったことが起因しています。
高校卒業後に医療系に進学しましたが、その世界は人間関係の塊でゴリゴリの組織。
当時もそんなに人間関係は得意ではなかったですが、勉強は好きだったのでなんとも思わず実習に向かいました。
実習が始まってからはもう…ね。分かるでしょうw
患者さんとの関係、看護師さんとの関係、指導者さんとの関係。
向いてなかったんですねぇ。ええ。
ついでに言えば自分をよく見せてしまう節があるのも厄介でした。
どうしましょうねぇ。困ったもんです。
母には「向いてない」と思われていたようです。
やはり母ですね、わたしのことをよく分かっていらっしゃる。
30代半ばになり、今は1人でいろいろとやっております。
不安や緊張は毎日ありますが、間違いなく気楽ではあります。
個人的には「奥さん、お母さんが精神的に安定している」ことは大切だと思う派。
イライラカリカリバタバタしていたら家族にも伝染します。
だからきっとこれで良かったんです。
そう思わなきゃやってらんないっスから。
看護系にいたからか、やっぱり人の役に立つことは好きです。
これからも役に立つ情報や考え方をお伝えしていきます。
ぜひ今後ともお付き合いくださいね。