細々と活動を続けて今年で12年。
なんやかんやで今も楽しく続けております。
始めた当初一緒に動いていた仲間はかなり減り、同期という同期は周りにはいません。
また近い時期の仲間も最初に始めたことをずーっと続けている人は実は少ない。
現状維持がいいこともあれば、うまく時代に乗った方がいいこともあります。
わたしもいろいろ通りましたが、最終的な答えはコレに尽きます。
「辞めなければ続けられる」
とはいえ、何でもかんでも続ければいいわけでもありません。
今回は12年続けて気づいた「細く長く続けるコツ」についてわたしなりに感じていることをお話ししようと思います。
性格に合った運営
個人的には「苦手なことは避けていい」と思っています。
それは闇雲に全て避けるという意味ではなく、例えば”チーム戦が苦手”とか”出店が苦手”とか。
鍛えてなんとかなる技術は努力することも大切。
ただ、どうしようも苦手なこと。
本能的に、反射的に苦手なことってありますよね。
わたしの場合は『電話対応』。
実はすごく苦手です。
というのも実家が自営業だったこともあり、小さい頃からかかってくる電話を取ることはありませんでした。
お客さんからの電話を小学生がとってお客さんを混乱させるわけにいかないですからね。
経験値が低かったからか、なーんか電話は苦手。
なのでアルバイトやパートを決めるときはあまり電話応対が多くない接客系を選んでいました。
時々電話に出るときはもう必死にメモをします。
ワーキングメモリが低いのかな、忘れちゃうしw
そんな感じで人間誰しも苦手なことってあります。
人によっては接客が苦手な人もいますよね。
そんな人は黙々と職人のようにパンを焼き、イベントは知り合いなどにお願いをして一緒に販売をしてもらったっていいんです。
別の方法で補える苦手は補う。
本当に苦手な苦手は諦めるか、委託する。
そのためには「自分を知る」ことが必要になりますよね。
こんな感じで自分と向き合うと少しずつ自分を知ることができるかも知れません。
最近こちらの本を読みました。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
『世界一やさしい「才能」の見つけ方』
どちらも同じ筆者の文献になります。
ぜひ読んでみるといいかなと思います。
適度に時代に合わせる
実はわたしは当初「対面販売がいいんです」と周りに伝えていました。
やはり作り手とお話出来ると商品の良さも伝わります。
そうやって言っていたのが確か2015年ごろ。
じわじわとネット社会が近づいていた頃合いです。
その辺りでイベント主催をすることになり、仲間とネットショップを始めました。
するとレビューなどで感想をいただくように。
「あれ?会わなくても伝わっているかも?」と思うように。
それ以降”自分のパンが日本全国にお届け出来ること”への夢が広がりました。
あともう1つ。
”自分が活動出来る範囲が限定され過ぎている”ことにもずっと違和感を感じていました。
パンは賞味期限が短い。
遠いイベントは焼き上がってから出発しても連続で出店は難しい。
これは関西への出店をした時に体調を崩して痛感。
住んでいる地域でのイベントもどうしても限られるし、いつも出店しているとなんだか飽きられそう。
それに今からはネットショップが来るよな…なんて思って自分でもネットショップを立ち上げることに。
パソコンが苦手だったのも足枷になっていました。
でも便利なサイトを誰かが作ってくれてそれを使ってなんとかセッティングが完了。
おかげで今に至ります。
こういった感想は自信もつきました。
そして2020年。
コロナの波ですよ。
まさかイベントが全て中止になるとは思いませんでした。
チャンスとばかりに頑張ってお知らせしまくりました。
販売が軌道に乗ったかなと実感したのが2021年の初めごろ。
適度に時代の波に合わせていたことでピンチをチャンスに出来、出店を卒業しても今こうしてパンを焼き続けれいられます。
それだけではありません。
こそこそとYouTubeとブログを始めました。
なんとなくこの先息子の学校の送り迎えで今ほどパンを焼けなくなるだろうと思っていたから。
全然伸びないし、なんならブログなんて1年で数百円しか稼げない。
「もう辞めちゃおうかな」と何度思ったことか。
でも発信することが好きだし、せっかく形になりかけているならと継続。
やっとこの1年でお小遣い程度にはなりました。
「苦手でもやりたいならやる」
さっきの項目にちょっと通ずる部分もありますよね。
ここからはもう少しパソコンと仲良くなってパン屋さんやお菓子屋さんのツールを作りたいなと思っています。
形になるのがいつか分かりませんが、じわじわとプロジェクトを進めていきます。
気長にお待ちくださいませ。
好きなこと・得意なこと
この項目では「好きなことと得意なこと」のお話。
ガッツリ考えたい方は1つ目の項目で紹介した『世界一やさしい「才能」の見つけ方』を読んでみてください。
”好きなことを仕事にしたい”
この言葉よく聞きます。
しかしわたしが実際やってみて分かったこと。
”好きなこと+得意なことを仕事にした方がいい”
「好きこそものの上手なれ」とも言いますけど「だからといって上手になるかは分からない」と思います。
上には上がいる。
上手のレベルって人それぞれ。
人と比べるから辛くなるし、人と比べるとモチベーションが下がることもあります。
少なくともわたしは人と比べるとダメになるタイプ。
だから出店を辞めました。
他のお店の行列を見たり、過去の自分との売れ行きの差を比べたり、回を重ねるごとに苦しくなっていた。
代わりに経験を発信し始めました。
文章を書くのは小さい頃から結構好き。
発表することも多分結構多い方でした。
「〇〇ちゃんの文章、読みやすいよ」と言ってもらえることも結構あったりするのですが、本人は気づいていなかった。
最近です。気づいたのは。
実は最近、育児系のブログも書いています。
息子が面白い学校に通っているので、本人の許可のもとで親目線で感じたことや教育に関する我が家の考え方を綴っています。
こちらがね、地味に見られています。
あ、絶対公表はしませんよw
かつてはセラピストにもなりたかった。
でもどうしても施術中にしゃべりたくなってしまう。
そのまたかつては講師にもなりたかった。
でも上には上の上のそのまた上がいる。
好きでやりたくても、向いてないこともあります。
”小さいことによくやっていたことはなんですか?”
なんでも小学校中学年くらいに夢中でやっていたことは大人になって活かされてくることもあるらしいですよ。
わたしは…縄跳びしてたなぁww
他にはイラストをよく描いていたなぁ。
そういえば発表はよく選抜されたなぁ。
そんな小さい頃の思い出から「得意」を見つけてもいいかもしれません。
今のわたしはこんな感じでしょうか。
パンの通販を中心にモノ作りをして、経験を文章化してアウトプットしていく。
どうやらコレが”好きで得意”のハイブリット型のようです。
イラストの能力をもう一度呼び起こしたいのですが、どこか遠くの世界へ飛び立ってしまっているようです。
気長に降りてくるのを待つことにしましょうw
とにかくコツコツ続ける
最後は「とにかく続ける」。
YouTubeを始めて思いました。
そりゃそーや!と思うでしょう?
しかしね、結果が出ないのにモチベーションを保つのって本当に本当に大変。
時々休憩しても全然ヨシ。
ただし戻ってきてください。
コンスタントに動画を出していても全然伸びない時もあります。
というかわたしだって正直バズった動画なんてありません。
でもそれでも収益化して結果にちょっと現れているだけでモチベーションは全く別物。
YouTubeの世界では「収益化出来るのは10%」と言います。
でも実は他の分野だって継続出来るのは同じくらいだと思うんです。
何もYouTubeに限ったことではない。
一緒に始めた同期の中で残っているのは多分10%。
だからやっぱりコレです。
”続ければ続けられる”
ただ何年も続けてても全く結果が出ないこともあります。
そんな時はコレ。
自分が出したいもの・ことが相手が求めていることではありません。
他の人がやっているから同じことをすれば伸びるかといえば真似をしただけで同じ成果を得られるわけではない。
スタートはみんな模倣。
模倣を続けて、情報収集。
そこからやっと個性です。
最初から個性を飛ばしていても空回ります。
難しいですよね〜。
でもそこから何かを見つけるのって楽しいですよ。
わたしの働き方を他の人が真似をしたら多分何も充実感を感じられない人もいるでしょう。
それはなぜか。
”向かう先が違うから”
わたしは家庭というものに苦労をしてきたから家庭に全力投球したいと思った。
だから少々収入が少なくたっていいんです。(いや、よくないと言われそうだけども)
わたしが時間を自由に調整できることで家族のサポートが出来て、それぞれが良いパフォーマンスをあげたり楽しく学校に通うことが出来る。
わたしにとってはそれが喜びです。
みんながみんな同じようには考えませんよね。
その人の原点があってこそ、向かう方向が分かって、注ぐ力加減が変わる。
わたしの最大のモチベーションは”家族の心と身体の安定”。
ある意味永遠のテーマだからこそ、多少の気合いでなんとかやってきたのかもしれませんw
もう1度言います。
”辞めなければ続けられます。時々方角は確認してね。”
楽しくパンを焼ける仲間が増えたら良いなと思っています。
今回のまとめ
今回は「12年やって気づいた、細く長く続けられるコツ」についてまとめてみました。
最後にポイントをまとめておきましょう。
普段使っている屋号で活動を始めた当初。
本当に家族のことを考えていませんでした。
当時24歳ですか。若さの勢いだけで動いていました。
時々”あの頃に戻ったらどうしているかな”と考えることがあります。
今のわたしの状態で育児を始めた当初に戻ったらきっとこうやってプチ起業することも、発信することもおそらくなかったでしょう。
のーんびり主婦業に邁進していたことでしょう。
でもそうしていたら今の自分もなかったわけで。
だから後悔はしていません。
巡り巡ってやっと地に足をつけて考えられるようになった。
そこにはとある一人のメンターさん的存在がいました。
今はもう遠くに離れて暮らしているので会えませんが、時に厳しく、時に守るようにいつも相談に乗ってくれました。
だからこれからは自分がそんな存在になりたいなと思っています。
ただコミュ障なので繋がったりはちょっと無理。
すみませんね、直接お役に立てずでw
こうやって配信することはその1つの形なのかなと。
ひっそりやっている育児のブログもそう。
今後ね、もっと皆さんのお役に立てるようにコンテンツを広げていけたらと考えています。
Instagramではたまに質問などを受けていますのでぜひ登録していただけたら嬉しいです。