今回は個人事業主の鬼門、「会計」のお話。
と言いましてもわたしは会計の専門家でもなんでもないのでそこはプロの方のサイトを見ていただきまして。わたしからはズボラさんかつプチ起業でも使いやすい会計ソフトをご紹介できたらと思います。
わたし自身が小さい頃から書類の整理整頓が苦手でして、ようやく最近になって自分なりのルールを決めて管理ができるようになってきたところであります。
個人的なことで言うと最近クラウド上のオンライン会計ソフトに変えました。
これまではデスクトップ版を利用していたのですが、パソコンをWindowsからMacに変えたことでデスクトップ版が非対応。それを機にクラウド版を使うことにしました。
ご紹介する会計ソフトは3つ。
わたしが使っているのは『やよいの青色申告オンライン 』。
さすが業界シェア1位というだけあって全体的にちょうどいい!
今回はソフトのお話と、ざっくり基礎の基礎を解説していきます。
会計の超基礎知識:確定申告とは
そもそも『確定申告』とは何か?というお話から始めていきましょう。
確定申告とは、“その年の1月1日から12月31日までの所得に対する税金を計算し税務署に申告すること“を言います。
会社員やパートの場合は職場で計算をしてくれるので、特定の場合を除き自分で確定申告をする必要はありません。特定の場合というのは“医療費控除“や“ふるさと納税(6自治体以上寄付したなど)“、“本業とは別の収入がある“などを指します。
個人事業主の場合は1年分の事業の金銭の流れをまとめて、報告するという感じです。
ちなみに収入と所得は意味合いが異なります。
収入は“売上“を指します。
所得は“売上から必要経費を差し引いた分“を言います。
所得に対してはさまざまな控除があり、“所得から所得控除を引いた金額“に対して課税されます。
会社員と違うのは、“必要経費“の部分でしょうか。
例えば会社員がスーツや通勤用の鞄を購入しても経費にはすることは難しいですが、個人事業主は「事業で使うもの」であればスーツや事業用の鞄も必要経費として計上できます。※もちろん常識の範囲内で
確定申告で個人事業主独特の必要書類が『収支内訳書』または『青色申告決算書』。
その『青色申告決算書』や”確定申告の書類”を作るときに役立つソフトというのがご紹介する会計ソフト、というわけですね。やっと本題の部分に辿り着きました笑”
自己流は単なるストレス
個人事業主になるとよく聞くワードが『白色申告』と『青色申告』。
このうち帳簿付けが簡単なのは白色申告ですが、各種控除などは特にありません。
お小遣い帳を報告する感じですね。
一般的には控除を受けられる青色申告を選ぶことになります。
青色申告を受けるためには、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」と「開業届」を税務署に提出すれば認められます。
青色申告になっているかどうかは毎年2月に入る前くらいに自治体の税務署からおハガキが届くのでそこで確認できます(こういうのは役所の仕事って早いですよねぇ)。
さてさて。確定申告や青色申告と聞くとなぜかドキっとしてしまいます。
まるで何も悪いことをしていないのにパトカーが後ろを走っている時のあのドキドキ感笑”
自己流でやると本当に大変。
なぜなら青色申告は“簿記“形式で帳簿をつけなければいけないから。
簿記、と聞くだけで身体が拒否反応を起こしてしまっていたわたし。
早々に会計ソフトを使うことにしました。
会計ソフトを使うと項目を入力するだけで簿記形式で帳簿をつけてくれます。
入力するだけの便利な会計ソフトを使おう
最近ではスマホで確定申告や会計ソフトの作業をすることも可能なものも増えてきました。
まず大きく2つに分けられます。
それが“クラウド版“か“デスクトップ版“か。
『クラウド版』はオンライン上で使用し、契約している期間は料金を支払います。
WindowsにもMacにも対応していることが多いのでMacユーザーにも使えるのが利点です。
契約期間中であれば随時アップデートされて法改正などがあっても最新の状態で使えます。
『デスクトップ版』はパソコン上でライセンスを取得して使います。
導入時にのみ支払い。アップデートをする場合は別途料金がかかります。
インターネットに繋がずに使用できるのが特徴です。
近年はオンライン上で複数の端末で利用できるクラウド版の人気が高まっています。
実際わたしもデスクトップ版からクラウド版に変えましたが、iPadでも操作できるのはとても便利だと感じました。エクセルなどが得意な方は自分で仕訳の表などを作って管理できるかと思いますが、1年で1万円弱であればズボラなわたしとしては迷わずクラウド版を選択しました笑”
操作が簡単なソフトを3つご紹介!
今回ご紹介する会計ソフトはこの3つ。
うっすら名前を聞いたことがあるものもあるのではないでしょうか?
わたしが確定申告を始めた頃は『青色申告のソフト=弥生』くらい弥生に溢れておりました。
スマホが普及するとともに他のソフトもどんどん進化しておりますね♪他にもあるのですが、この3つのソフトで9割シェアとのこと。それでは違いを簡単にまとめていきましょう。
やよいの青色申告オンライン
弥生会計は長年会計ソフトの売上No.1。それだけでなんだか安心感があります笑”
わたしのような初心者でも使いやすく、クラウド版はデスクトップ版を毎年アップデートするよりも安価で利用できます。※やよいの白色申告オンライン に関しては無料で利用可能
ちょっと使いにくいですが、アプリと連動しておけばスマホからの入力も出来ます。
- とにかく会計ソフトの中での知名度が高い
- 操作はそれなりにカンタン
- セルフプランは初年度無料、2年目以降は8000円(税抜)
マネーフォワードクラウド確定申告
”マネーフォワード”と聞くと、個人の口座やカード情報を登録しておけば収支がバッチリ把握出来る強者アプリが有名。
無料プランではあるものの、わたしもマネーフォワード愛好家です。このソフトはその確定申告ver.。
各種連携をしているのでデータを自動取得し、帳簿の手間を省いてくれます。
ただ簿記の知識が多少ある前提で作られているとのことで扱いが難しい気がしております。
- 口座との連携などで自動化しやすいシステム
- 簿記の知識が少しある人向け
- パーソナルプランは月額980円/月(年額11760円)、月額プランなら1280円/月
- 1ヶ月無料体験可能
freee
スマホで確定申告書の提出までできるのがコチラ。かなり直感的に操作出来ます。
コチラもスマート取込機能があり、自動で仕訳してくれるのも特徴です。
口座とデータ連携をして入力作業の手間を省いてくれます。
なんと言ってもアプリが使いやすい。
- スマホで確定申告書を作成できる
- アプリの操作が簡単
- スタータープランは980円/月(年払い11760円)、月払い1180円/月
- 業界シェア&コストの面なら『やよいの青色申告オンライン 』。
- 簿記の知識があったり、自動化目的なら『マネーフォワードクラウド確定申告』。
- アプリの操作性と分かりやすさなら『freee』。
ざっくりとそんな感じ。
最近では入力方法が分からなかったり、仕訳の意味が分からなかったりするとこの3つの会計ソフトのサイトに飛ぶととっても詳しく説明されています。
どこで判断するかは自分次第ではありますが、わたしは新しいものを導入するのに時間がかかるタイプなので『弥生会計』を継続して使用しています。
自分の重視する部分を大切にして選んでみてください。
今回のまとめ
今回は「ズボラさんでも使える会計ソフトを比較」ということで3つの会計ソフトをご紹介しました。
ご紹介したのは以下の3つ。
詳細は各HPにリンクしてもらうのが情報が確実ですし、会計の詳しいことも専門のサイトなどで調べてもらう方がいいかと思います。
わたしが伝えたかったのは「税理士さんに頼むまででもない。しかし自分ではどうにもならん。困った。いや、困っているのだ。」という方に向けてのお話。
少しずつ慣れてくると簿記のことがうっすら分かるようになってきました。
最近ではYouTubeなんかでもたくさん解説されていたりするので一緒に少しずつ学んでいきましょう♪