先日パンの撮影をしてもらいました。
…え?七五三みたいに言うなって?
焼き上げたパンたちはね、みんな我が子のように愛おしい。
記念撮影したくなるものでございます。
今回は「宣伝用の画像を用意しよう!」ということで、わたしが依頼している理由をお話していきます。
先日初の電子書籍を出版しました!
書籍ではパン屋開業の話だけでなく、マインド面の話もしています。
ぜひ一読ください。
宣伝用の画像って必要?
この記事の目的を最初にお伝えしておきます。
販促用の画像の重要性を伝え、集客が少しでもできるように導く
パン屋さんが宣伝に使うSNSといえば、Instagramが多いのではないでしょうか。
女性はInstagramの利用層が𝕏やFacebookに比べ、多いと言われています。
またいわゆる”町のパン屋さん”に買いに来る層は主婦層と言われる30-60代の女性が多い。
Instagramといえば画像がメインのSNSですよね。そうなると目から入る情報は結構大切。
「メラビアンの法則」というのをご存知でしょうか。
情報が相手に与える影響に「7-38-55ルール」と呼ばれるものがあります。
- 言語:7%
- 聴覚:38%
- 視覚:55%
55%、つまり半分は「視覚」の情報で決まってしまうのです。
また第一印象は「3秒」で決まるとも言われています。
たしかに入学式などで「怖そう」と思うと、その子と仲良くなるまではちょっと時間がかかりますよね。
わたしは顔が濃いので、時間がかかりました。
……それはいいとして。
パッとみたパンの写真が微妙なら……?
その印象を覆すのはなかなか難しい、ということ。
逆にパン写真が好印象なら……?
「気になるな」からはじまり、「買ってみようかな」となる。
例えばイベント出店の紹介画像。あれなんてまさに数枚の写真で判断をされますよね。
そういうときのためにもプロに撮ってもらった画像があると、大きな味方になることもあるのです。
いかがでしょうか?写真って結構大切な役割をしていると思いませんか?
こんなところで使ってます
なんとなくプロに撮影してもらうのが大切だとわかったところで、どんなところで使えるかを考えてみましょう。
結構いろんなところで使えるんですよ。
加えて、わたしは動画やブログでも使用しています。
用途がわかると価値がちょっと伝わるでしょうか。
もちろんご自身でカッコよく撮れる方はオッケー!
カッコよさのレベルを知るにはイベント出店の出店者紹介で、自分が浮いていないかを客観視するといいかなと思います。
おしゃれなマルシェに出店したとしましょう。
出店者紹介で一覧で画像が並びますよね。
- そのときに馴染んでいるか
- 自分のお店だけ違和感はないか
自分だからというアレは抜きにして、ぱっと見て雰囲気的にどうかを考えてみます。
「あ、ちょっとダサいかも?」と思ったら、プロに撮影してもらいましょう。
特にイベント出店の案内などは焼き上げ直後の網の上に乗っかっている画像よりも、少々おめかししたパンの方が雰囲気が出ます。
ホームページやイベント出店など第一印象が決まるようなときに使える画像を撮ってもらいましょう。
パン撮影のコツを教えて
「おめかししたパンの画像が必要だ」ということがわかったところで、どんな画像を用意すると使い勝手がいいかも考えてみましょう。
わたし調べですが、このあたりはどうでしょうか?
おおよそ4つほどのバリエーションがあると、さまざまな用途で使えるかと思います。
ちなみにminneだと1100×280px以上がカバー画像(いわゆるヘッダー)に適しています。
かなり細長ーい感じだね。
またネットショップの出品は正方形が多いです(ただ作品ごとに撮影してもらうとさすがに費用がかかりすぎるので、第一印象が決まる部分に特化して撮影してもらう方がベター)。
正方形は画像の一部をカットすれば出来ますが、正方形用として撮影をしているとバランスもいいので意識しておくといいでしょう。
ではこの項目の本題。
撮影のお話をしていきましょうか。
プロに撮影してもらうと当たり前ですが、お金がかかります。
「そこまでかけるお金が…」という方のために、先日撮影してもらったときにパンの撮影のコツを少し聞いてきました。
- 晴れの日より、曇りの日のが狙いめ
- 光の位置を意識し、直接光を当てない
- ライトを使うなら壁からの反射を狙う
- 斜め45°の角度はカッコよく撮れる
- 板や布を使って雰囲気を出す
- 布に直置きより、器や皿に乗せると雰囲気が出る
- 小麦や粉、スパイスなどを散りばめても良き
- 小物を使うとあたたかみが出る
ちなみにわたしのパン工房では壁紙をコンクリのクールな感じにしたことにより、パンの撮影の難易度がググッと上がっています。
狙いめは適度な晴れの午前10-11時。
場所はちいさな窓付近。ここしかベスポジがございません。
毎回同じ角度になっちゃうんだよねw
そんな裏事情もあり、数年に1度撮影をお願いしています。
最近はハンドメイド作家さん用に撮影キットなんかも販売していますよね。こういうアイテムを使ってもいいかもしれません。
出来上がった画像をご紹介!
今回撮影してもらった画像をいくつかご紹介します。
合わせてどんなところで使う予定かもお伝えしていきます。
パンの集合体カット
まずはパンの集合体。こちらは告知用画像として大活躍しそう。
今回は12種類くらい焼いていきました。1つ1つのパンが「俺や俺や」と主張していますw
背景に使えそうな引きカット
こちらはフライヤーの背景で使えそうな雰囲気をしています。真ん中に文字を乗せるといいバランスになるかなと思います。
ナッツロールの帝王感
この画像はアイコンやお知らせ用で使えそう。
マカダミアナッツクリームを塗り込んだシナモンロール的なパンなのですが、謎の帝王感が出ていてかっこいいですね。
フューチャリング・あんぱん
あんぱんをフューチャリングした一枚。動画や記事でも使いやすそう。
買い物しましたよカット
定期販売のお知らせに使える一枚。パンセットのお知らせにもいいですね。
森のパン屋さん風カット
こちらは最近動画のオープニングに使っている画像。森のパン屋さんに入ってきた雰囲気が出せます。
半分にカット!その名も「断面ズ」
名付けて「断面ズ」。撮影の最後にカットしてみよう!と半分に切ってみたらかわいくて萌え。ヘッダーにもちょうどいいサイズ。
ぐるぐるが可愛い塩パンカット
塩パンの断面はぐるぐる感がかわいい!アイコンや告知にも使えそう。
とこんな感じで30カットほどデータをいただきました。
3年前に撮ってもらった画像と合わせると結構な枚数になります。
これだけあればいろんなところで使えます。Canvaなどを使うと背景透過もできるので、また違った使い方ができそう。
ぜひご自身のパンたちを撮影してみてくださいね!
今回のまとめ
今回は「宣伝用の画像を用意しよう!」ということで、プロに撮影してもらった画像を紹介しつつ、撮影のコツまでお伝えしていきました。
前回の画像はシンプルぱん多めの構成。今回は具材ありでお願いしました。
また前回は撮影もお任せでしたが、今回わたしも撮影に参加。
あーでもない、こーでもないと撮影するのもとても楽しかったです。
実はわたしは実家が写真屋さんでした。
感覚的には知っていることもあるので自分で撮影することもできます。
でもあえて人に撮ってもらうことでパンの可能性というか、新しい表情をみることができる。
それがまたいいんですよね。
まるで子どものようにかわいがる。
その気持ちが伝わっているのかパンもいい表情で写っていました。
画像たちは今後のコンテンツにも大活躍予定。
お楽しみに!