今回はパン屋さんだけでなく、ハンドメイド作家さんにもぜひ使って欲しい「LINE公式アカウント」のお話。
昨年度息子の子ども会の会長をしていたのですが、LINE公式アカウントが大活躍!。
作家活動にも、役員活動にも使えてほとんどの機能はスマホで使えて、しかも無料。
これは使わずにはいられません!
メールアドレスがあれば作れますので、ぜひこの機会に利用してみてくださいね。
アカウントの作り方等についてはこちらからどうぞ。
この記事ではLINE公式アカウントの概要や便利なことなどをまとめていこうと思います。
改定にあたって見直した部分をまとめましたので、こちらの記事もぜひご参考ください。
LINE公式アカウントって?
LINE公式アカウントはLINEのビジネス版。
友だち追加してくれたユーザーに直接情報を届けることができるサービスです。
案内を出したり、チャット方式でメッセージをやりとりしたり、ポイントカードの発行などコミュニケーションツールとして使うことが出来ます。
たくさんの企業や店舗がアカウントを開設していますよね。
LINEといえば今や連絡手段の中心的位置付け。
日本国内では2022年6月時点でなんと月間9200万人が利用しているそうです。
人口の70%近く。すごい普及率ですね。
メッセージを配信すると受け取る側のLINEに通知が来ます。
メルマガに比べて日常使いするLINEの開封率は高めといわれており、ブロックされていない限りはメッセージを送ることが出来ます。
それぞれサクッと開設していきます。
メッセージ配信
友だちに対してメッセージを配信できます。
- テキスト
- スタンプ
- 画像
- クーポン
- リッチメッセージ
などを送信することができます。
中でもリッチメッセージに関しては画像を工夫することで情報を記載しているサイトに飛んでもらうこともでき、便利です。
チャット機能
1対1でやりとり出来るチャット機能。
メッセージ配信は一斉に出来ますが、そのメッセージに返信をすると送信した側にのみ送られ1対1でチャットをすることが出来ます。
個別対応出来るので、案内を出して注文を受けるなどして利用することが出来ます。
自動応答メッセージ
個人のお店ではあまり使用しないと思いますが、チャットで対応するのが大変という場合に使える機能です。
クーポン機能
その名の通りクーポンを作って配信することが出来ます。
少し前にPayPay加盟店のクーポンのお話をしましたが、公式LINEアカウントであれば無料で作成できるので個人的にはクーポンに関してはこちら推し。
ショップカード
LINE上でデジタルのショップカードを作ることが出来ます。
最近は一気にキャッシュレス化が進み、ポイントカードを持ち歩く人が減りました。
そんな中、スマホに入れて持ち歩けるのがデジタルの強み。
特典をつけることでリピーターさんに還元するというものです。
わたしも利用しています。後ほど解説します。
公式LINEアカウントの料金設定は3種類。
1000人以上のフォロワーになった場合は1回配信するだけでも無料メッセージ数を超えてしまうのでライトプランの契約が必要になります。
とはいえ、ちいさく働くパン屋にはまだまだ必要のない部分。
今は規約が変わったので有料プランを契約してるよ。
公式LINEアカウントを使ってできること
公式LINEアカウントの概要がわかったところで便利な機能をまとめておきましょう。
- 個別に対応が出来る
- お知らせを一斉配信できる
- ポイントカードを作れる
それぞれ解説していきます。
個別に対応が出来る
先ほどの項目でも触れた「チャット機能」になります。
例えば100人のフォロワーがいたとして、全員に一斉で「何月何日にパン販売をします。ご注文はLINEアカウントにてお願いします。」と配信したとします。
そのメッセージに返信をするとわたしにのみメッセージが届く、というシステム。
わたしからは100人に、お客さんはわたしにだけ送ることが出来るわけです。
注文を個別で取りたい時に有効な機能です。
お知らせを一斉配信できる
こちらは先ほどの項目でいう「メッセージ配信」になります。
お知らせを入れて、詳細URLをつければリンクに誘導出来ます。
実はメッセージの文字数は1回あたり”500文字”までだよ。
メニューを全部記載すると文字数オーバーになることがあります。
2回配信すればいい話ですが、わたしなら2回ピコンピコンなったら「ウザイ」。
それなら今回注文したいなと思う人だけが飛べるようにしようかなと思い、最近はURL載せるようにしました。
HPには詳細記事を用意しています。
画像で見やすいようにリッチメッセージを作っていたこともありますが、結局あれも配信するとメッセージとは別で通知されるようになります。
”自分がウザいと思うことはしたくない”という思いが強いので本当にお知らせしたい内容があるときだけ使うようにしています。
ポイントカードを作れる
キャッシュレス時代は財布も小さくなります。
これまた自分の話になってしまいますが、わたしはミニ財布愛好家。
クーポンやポイントカードはよく利用するお店以外は持ち歩いていません。
ポイントカードもアプリで貯められるもの以外は廃棄し、持ち歩きません。
でもアプリに入れられるものであれば入れちゃいます。
これを利用したのが自分のパン屋さんのポイントカード。
これまでは定期販売用のLINEアカウントと通販用のLINEアカウントをそれぞれ持ち、それぞれで条件と特典を変えていましたが、2023年6月1日の改定に伴い、アカウントは1つに統合することにしました。
特典内容はこのまま継続予定です。
手数料の高いminne、Creemaでも使えるようにしてしまうと収支に影響が出てきてしまうので直接注文とネットショップのみに絞っています。
minne、Creemaでお買い物していただいた方には「LINE公式アカウントがありますよ」という案内はするのでそれ以降は直接注文というお客さんも結構いらっしゃいます。
やりとりが苦手な人もいるので、強制はせずゆるーいご案内に留めているよ。
公式LINEアカウントのいいところ
少し内容が被ってはしまいますが、個人的に便利なことをまとめておきます。
- 直接注文出来る
- メモ機能が何気に便利
- 複数アカウント管理
それぞれ解説していきます。
直接注文出来る
やはりチャット機能は便利。
ネットショップでは入金までをお客さんご自身で行っているため、正直直接注文の方が手間はかなりかかります。
ただ定期販売はセットではなく、好きな個数の注文が出来るようにしています。
ネットショップでは購入できない少量でも購入できるようにしています。
支払いは「銀行振込」と「クレジットカード決済」。
クレジットカード決済は「STORES決済」を利用。
オンライン請求書はVISAとMasterCardのみの取り扱いにはなりますが、決済URLをお送りして手続きしていただいています。
普段の通販よりは手間はかかりますが、お客さん目線で考えると好きな個数を頼めて、通常メニューも一緒に頼むことが出来るのでメリットは多め。
納品書はテンプレを作り、直接注文仕様にして作業をルーティン化しています。
メモ機能が何気に便利
チャット機能のお客さんのアイコンをタップすると「メモ機能」があります。
注文をいただいた方で初めてのお客さんには「名前・住所・電話番号・ご希望配送時間帯」を聞いてこのメモに残しておきます。
過去のやりとりを探す手間も省けるし、何度も確認するのも失礼だから残しているよ。
一応お客さんには「LINEに残したいのでお願いします」と一言添えて、普段通販で購入していただいている方にも改めて聞くようにしています。
あとアイコンの名前ですが、ニックネームの方も多いので名前を確認したら鉛筆マークを押して変更しておくと分かりやすいです。
複数アカウント管理
公式LINEアカウントはメールアドレスで作成が可能です。
なのでアドレスさえあれば複数アカウントの管理が可能。
これまでは2つのアカウントを使い分けていました。
- 定期販売用
- 通販用
大幅な規約改定に伴いアカウントは通販用に統合予定ですが、定期販売用のアカウントも閉鎖はせずチャット利用出来るように残しておく予定です。
ちなみにメニューの「友だちを増やす」というところから『友だち追加ボタン』を作成することも出来ます。
HPなどに載せておくとそれっぽくなります。
特に通販は直接お客さんと顔を合わせることがないのでQRコードよりタップしてリンク出来た方が便利。
積極的に利用してフォロワーを増やしましょう。
パソコンでないと使えない機能
LINE公式アカウントは便利なアプリではありますが、唯一パソコンでないと出来ない機能があります。
- リッチメニュー
- リッチメッセージ
画面でこんな画像を見たことはありませんか?
この画像を押すことで直接リンクできるというもの。
なんだかLINEを使いこなしている風でかっこいいですよねw
便利ではありますが、メッセージとしてカウントされてしまうのでメッセージ数は注意してください。
ちなみにこの機能だけはパソコンでの設定になります。
あったら便利だけど、正直なくても問題ないのがこの機能w
なるべく操作は簡単に!ということなら利用しなくていいかなと思います。
番外編:役員活動で大活躍!
さてさて最後は番外編。
昨年息子の子ども会の会長になってしまったわたし。
それまではメールでの配信で運営されていました。
メールは迷惑フォルダに振り分けられがちだし、履歴が残りにくいし、「見てない」と言われたらそれでおしまい。
少なくとも「見てないとは言わせない」と思い、公式LINEを導入してみたよw
LINEで繋がることに抵抗がある人も公式LINEアカウントなら個人で繋がることはない。
その旨をしっかり説明した結果、全員のお母さんが登録してくれました。
配信する側としては本当に楽でした。
受け取る側としてはどうだったかは闇の中ですがw、一応クレームなどはなかったのできっと大丈夫だった…はず。
それまでアナログな感じで進んでいた子ども会の活動に勇気を振り絞ってデジタルの波を起こしてみました。怖かった〜。
結果的に今年も使っていてくれるので子ども会の活動にも使えるんだなーと新たな発見だった1年。
ぜひ会長さんになる方、使ってみてくださいねww
ただこれもまた無料で送れていたメッセージ数が月に200通に減ってしまったので、人数によっては使いづらくなることが予想されます。く…改悪め。
今回のまとめ
今回はパン屋を含めた作家さんにもぜひ使ってほしい「LINE公式アカウント」について解説しました。
最後に内容をまとめておきましょう。
LINE公式アカウントのいいところは「お知らせしたい内容をLINEに配信出来る」こと。
SNSでお知らせするのももちろん効果的だけれど、直接受け取れるのか、自分がアプリを開かないと情報を見ないのかは大きな違い。
とはいえゴリゴリ配信されると「邪魔くさいな、オイ」とも思うよねw
このさじ加減が難しいのは事実。
そんな時は他のお店などのLINEアカウントをフォローしてみて偵察するといいバランスが見つかるかもしれません。
例えばアクセサリー作家さんであれば、修理の依頼を受けるのに公式LINEは便利。
別に何か情報を配信することはなくても、DMよりは気付きやすいしお客さんにとってもLINEは馴染みがあるのでアカウントはあるといいかなと思います。
ぜひご検討ください。