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時代はキャッシュレス。
イベントでも通販でも一気にキャッシュレス化が進んできているのを実感しています。
この記事ではキャッシュレス決済の中でも主力となっているアプリ決済「PayPay」に焦点を当てて導入から使い方まで解説します。
まずはパン屋目線でのPayPay使用割合をお伝えするね。
飲食におけるPayPay決済の割合
まず最初にわたし自身が体感している決済方法の割合についてお伝えしておきます。
※雑貨と飲食では決済方法が異なるので参考まで。
現金:PayPay:クレジットカード=2.5:7:0.5
イベント出店時、PayPayのPOPを出しておくと高確率でPayPay決済を利用されます。
これは飲食の平均的な価格を考えると自然な現象。
PayPayをクレジット連携されている方はおおよそPayPayでの支払いをされています。
「残金が入っていればPayPayで」という方は多いです。
クレジットカード決済は”パン屋”として考えるとほぼ利用がありません。
逆に客単価が3000円以上になるとPayPayとクレジットカードが拮抗する印象があります。
今ではイベント終了後の釣り銭の変化がほとんどないため時代の流れを感じております。
最近は小銭の両替もお金がかかるから助かるといえば助かるよ(笑)
PayPay決済導入方法
では導入から解説していきましょう。
PayPayの導入ステップは4段階。
導入にかかる手数料などはありません。
2021年10月よりPayPayも決済手数料がかかります。
- PayPayマイストアライトプラン加入の場合1.60%
- PayPayマイストアライトプラン未加入の場合1.98%
- 本登録と事業者情報入力
- 加盟店審査
- PayPayキットの到着
- PayPay for Businessの手続きとアプリダウンロード
- PayPayをイベントで使ってみよう
- 売上金の入金について
①本登録と事業者情報入力
まずはPayPay加盟店向けの公式サイトを覗いてみましょう。
「無料で導入する」を選択し、情報を順番に入力していきます。
必要な書類は運転免許証などの身分を証明できるものとなります。
申し込みフォームにメールアドレス・氏名・屋号名・電話番号を入力して仮登録をします。
入力したメールフォームに申し込みフォームのリンクが届きます。
申し込みフォームにある審査情報を入力します。
審査書類のアップロードを行い、連絡を待ちましょう。
②加盟店審査
加盟店審査は店舗がない場合、PayPayの地域担当者から電話がかかってきます。
そのあと予定を合わせて担当者が自宅に来てくれます。
活動内容などを具体的に伝えると大抵の場合、その場で審査が通過します。
(担当者がその場で決めていた記憶笑。ビックリしました。)
③PayPayキットの到着
審査に通過すると1週間くらいを目安に「PayPayキット」と呼ばれるものが届きます。
- スタートガイド
- 3WAY自立式スタンド
- PayPayコードステッカー
- 台紙ステッカー
- 店頭用ステッカー
- リーフレット
- 組み立て式リーフレットケース
主に使うのはスタンド。そこにステッカーを貼るとよくレジで見るスタンドが完成します。
加盟店ページからステッカーと同じ内容のQRコード画像がダウンロードできます。
出店時にスタンドを忘れてしまったり、サッと取り出したい時に便利です。
そのほかのグッズは使用するか?と言われたら…あまり出番はありません。
荷物はなるべく減らしましょう笑”
④PayPay for Businessの手続きとアプリダウンロード
ここからは実践です。
PayPayを使うには「PayPay for Business」へログインする必要があります。
本登録した情報をもとにログインし、事業者情報を入力してください。
実際にイベント出店などで使う際にパソコンは持っていかないと思うので、実践用に「PayPay for Businessアプリ」をダウンロードしておきましょう。
この準備が整えばいよいよPayPay決済の練習が可能となります。
スタートガイドを参考にテスト決済と返金を練習しましょう。
試しに家族でPayPayを使っている人がいれば本番さながらに練習してみてもいいでしょう。
⑤PayPayをイベントで使ってみよう
練習が出来たら早速次のイベントから使ってみましょう。
レジ横に置いておけば大抵の人が気付きます。
- QRコードを読み取ってもらい、金額を入力
- 金額確認画面を一緒に確認し、決済
- 入金確認メールを確認して終了
テスト決済と同じ流れで決済をします。
一度PayPay決済に慣れるともう現金には戻りたくなくなります笑”出店者も、お客さんも。
PayPayのいいところはお店側が決済でやることがほとんどないことかな。
お客さんの方が慣れているかもしれないよ笑”
⑥売上金の入金について
決済ができたら最後は入金です。
自分の手元にお金が来ることまで確認をお忘れなく笑”
- 入金手数料はPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)の場合のみ無料
- その他の場合は入金サイクルが当月末締め(月1回の入金)の場合は無料
- 入金金額1万円以上で都度入金する場合は105円(税込)の手数料が発生
当月末締めで入金だと翌月の7日ごろに入金されることが多いです。
ネットショップに比べると入金処理が早い印象です。
ネットショップは月末締め、翌月末振込。
タイムラグが2ヶ月あるね。
PayPayを導入して良かったこと
実際にPayPayを導入して感じたことをお伝えしましょう。
- お釣りを用意する手間が減った
- 会計にかかる時間が格段に減った
- お客さんが便利と感じてくれている
体感として確実にお客さんが便利になっている印象があります。
店舗登録しているので利用者側としては多少のPayPayボーナスがもらえます。
せっかくお買い物するならちょっとでもお得に。
お客さん目線でPayPay導入は良かったなと感じます。
お釣りを用意する手間が減った
今は両替すら手数料がかかる時代。
以前ほど自分自身の生活で現金を使わないため、釣り銭の確保がなかなか大変。
その点、キャッシュレス決済は釣り銭が必要ないことがポイント。
両替で手数料がかかるなら結果的にPayPayの手数料がかかるようになっても手間と費用としては変わらないかもしれませんね。
会計にかかる時間が格段に減った
ご時世的に密は避けたい。
飲食では結構な頻度で行列ができます。
行列を少しでも早く捌くにはキャッシュレス決済は重要。
同時にレジアプリなどの導入もしましょう。
電卓で頑張っているお店もいらっしゃるのですが、正直待つ側としては計算している時間がだるい。
お客さん目線&お店目線でもレジアプリがあると便利。
わたしは無料の「即席レジ」を使っています。
また別記事にて解説しますね。
STORESレジやSquareではレジ機能がついていたりするので、カード決済を導入した際にはそちらも利用してみると良いかと思います。
PayPay導入後の困っていること
次は困っていることを挙げてみます。
- 営業が多い
- オンライン決済が出来ない
営業が多い
クーポンの案内やら、マイストアの案内やら事あるごとにお電話がかかってきます。
そして各種確認の時はわざわざ出向いてきてくださいます。
正直対応する方は少々めんどくさいw
でも便利なものを導入するには仕方ない…営業があるということは理解して導入を検討しましょう。
オンライン決済が出来ない
最近PayPayのオンライン決済が可能になったそうです。
店舗があると導入が出来そうな雰囲気。
個人の活動の場合は可能なのか今後検証する予定です。
まあ、個人間のやりとりならPayPayで送金も出来てしまうのですが、それは反則ですからね。
やめましょうね笑”
他のQR決済は導入すべき?
現在はPayPayとキャッシュレス決済(STORES)を利用しています。
QR決済をガッツリ取り入れたい!ということであればAiePAYを導入するのも一つの方法かと思います。
ただし、AirPAYはオンライン決済に非対応となります。
- カード決済
- PayPay決済
この2つの導入でキャッシュレス決済は大方網羅できますので、焦らず欲張らずまずは1つ導入して実践してみましょう。
今回のまとめ
今回は「PayPay決済を取り入れよう!」という内容で解説しました。
PayPayを導入するメリットは4つ。
- 会計にかかる時間を短縮
- 釣り銭の準備の手間が少なくなる
- 店舗がなくても導入が可能
- 導入に関して準備するものがない
PayPay導入後の営業は少々めんどくさいものの、それには変えられない便利な点があります。
また客単価が高めのカテゴリの作家さんはカード決済の導入もおすすめします。
店舗がなくても導入可能なブランドがありますので、こちらの記事をご参考くださいね。
昨今のコロナ禍にはまだまだ非接触への配慮は必要になるかと思われます。
一気にキャッシュレス化が進んだこともあり「PayPay使えるなら買おうかな」というお客さんは少なからずいらっしゃいます。
それにちょっとですがPayPayボーナスで還元されますしね。
お客さん目線で考えると導入しておくのは購買意欲につながるかなと思います。
参考になれば幸いです。