普段、”minne・Creema・ネットショップ”と3つのサイトを運営しています。
周りにはよくこんなことを言われます。
3つ運営してるとすごく忙しくない?
3つ運営してたらめっちゃ稼いでそうw
実際のところはちょうど良い感じに働いております。
忙しすぎないし、暇すぎるわけでもないし、稼げているわけでもないww(それもどうなのさ)
自由時間も取れているし、なんならこうやってブログも更新しているし、動画も配信しているし。
というわけで今回は「わたしがなぜ3つのサイトを運営しているのか」のお話。
ここには明確な棲み分けがあります。
順を追って解説していきますので、参考に出来る部分があればぜひ取り入れてみてください。
宣伝効果を狙うならプラットホーム
ショップ運営は3つに大きく分けることが出来ます。
- ショッピングサイト
- ハンドメイドマーケット
- ネットショップ
わたしの場合は「minne・Creema・ネットショップ」の運営。
イメージするなら、
- イオンやららぽーとなどのショッピングモールに出店するか(minne、Creema)
- 商店街などに個人のお店を出店するか(ネットショップ)
見つけてもらいやすい環境か、自由度やレア感を出すかといったところでしょうか。
SNSなどですでに多くのファンを抱えている場合は初めからネットショップを運営するのもいいですね。
今から始めるぞ、という方でSNSなどもこれからなら個人的にはハンドメイドマーケットをオススメします。
ハンドメイドマーケットのメリット
ハンドメイドマーケットのメリットは、
- サイトの立ち上げが簡単
- サイトのデザインを決めなくていい
- 出品が簡単
- 時々ピックアップなどで宣伝してもらえる
最大のメリットは『宣伝効果』。
わたしの経験をお話しましょう。
2019年の夏頃にminneを始めました。
なかなかフォロワーが増えず、”どうしたものか”と思いつつもやれることはInstagramなどでの宣伝くらい。
当時はイベント出店の方が多かったので、並行してコツコツと宣伝をしていました。
2019年12月中旬。
突如注文がポンポン入り始める。
当時は商品をお気に入りしてもらったり、フォロワーが増えるとその都度メールが届くように設定していたので1日に何百通と届くのです。
「なんだなんだ??ちょっと怖いんですけどー。」とホーム画面を確認してみたところ、minneの飲食部門で自分の商品がピックアップされていました。
確かざらめメロンぱんだったと思います。(あとから確認したらピックアップされたことのメールが来ていました。)
この年の年末は注文の焼き上げに追われ、年末年始もノンストップで発送。
嬉しさの反面、”自分の止め方を知らなかった”ので、その後お疲れモードに入り無気力期間を過ごしましたw
同じくCreemaでもピックアップされたりします。
やはりそういうタイミングではお気に入りやフォロワーが増えますね。
こんな感じでプラットホーム型のハンドメイドマーケットには”自分が意識しなくても知ってもらうことが出来る”というのが特徴です。
せっかくなのでその後のお話もしておきましょう。
2019年の年末にフォロワーが100人ほどになり、2020年からのコロナ禍を機に2021年には1000人になりました。
1000人以降リピーターさんが増えているからか、定期的に購入してくださる方が増えました。
売り上げも安定してきたのはこの頃です。
2021年ごろからは”生活のメリハリをつける”を意識し、夏休みや年末年始などには2週間ほどのお休みを作りセット販売のみに。
2022年現在はイベント出店を卒業して、YouTubeやブログでの経験のアウトプットをスタート。
長期のお休み期間はしっかり休むことにしています。
リピーターさんに還元するならネットショップ
では続いてネットショップのメリットについて解説していきます。
ネットショップのメリットは、
- サイトの雰囲気を自分好みにできる
- 手数料がハンドメイドマーケットより安い
- クーポンなどを発行することが出来る
- カード決済などを導入すると連携できるものもある
最大のメリットは『手数料の安さと自由度』。
ハンドメイドマーケットでは基本的にクーポンなどは運営側が発行します。
minneなどでは「3日間5%オフクーポンを発行します」などお知らせが出たりしますが、こちらは直接作家さんに何かするわけではなく、それも含めた手数料で運営されています。
だから”自分のお店の何周年記念にクーポン出したい”と思っても出せません。
その場合は「スコーン1個プレゼント!」などの付加価値で還元していました。
対してネットショップではそれが自由に行えます。
あらかじめクーポンコードを作っておいて、公式LINEやSNSで配信出来ます。
期間限定クーポンでもいいし、5%オフクーポンでもいい。
高頻度で行うことでお客さんの獲得は出来るかもしれませんが、収支のバランスを考えた上でが鉄則。
わたしの場合はそのタイミングの見極めが苦手なので、あまり利用しませんが、「6500円以上のお買い上げで送料無料」としています。
これは手数料がハンドメイドマーケットに比べて安いため出来ること。
ハンドメイドマーケットでは一般的に手数料は10%超え。
Creemaに至っては飲食は14%。3000円販売したら500円近くは手数料です。
ネットショップは平均して5-6%。
この差額を利用して”ちょっと自分が頑張って還元できる隙間”が6500円での送料無料。
6500円と言ってもパンの個数で言えば30個を超えます。
たくさん買っていただけているなら何かお返しをしたいと思って続けているよ。
- 手数料の差額を商品に反映するのか
- 送料で還元するのか
- 利益として考えるのか
これについては人それぞれかと思います。
わたしの場合はハンドメイドマーケットとネットショップの比率としては7:3くらい。
知る人ぞ知るお得な情報な感じもありますねw
個別注文は公式LINEで
ハンドメイドマーケット、ネットショップそれぞれを開設したらもう1つ持っておいて欲しいものがあります。
それが『公式LINEアカウント』。
一言で言えば”自分のお店のLINEアカウント”ですね。
こちらではメッセージをやり取りすることが出来ます。
クーポンやポイントカードの発行が出来たり、VOOMなどでお知らせも出来ます。
わたしは「直接手渡し用」と「通販用」でアカウントを分けています。
公式LINEアカウントのメリットは、
- 手数料を最大限抑えられる
- 注文内容を自由に選択してもらえる
- ポイントカードを発行できる
- 案内LINEを送ることも出来る
個別対応となるため、手間がかかるデメリットは多少ありますがテンプレなどを作ってある程度ルーティーン化することが出来ます。
最大のメリットは『とにかく自由』ということ。
定期販売で配送する場合でも個数を自由にしたり、そこに定番メニューなどを追加することもできます。
カード決済なら手数料は3%、振込なら手数料はナシということで多少の手間などはもうトントン。自由度に勝るものはありません。
せっかくリピーターさんになってもらえたなら、お客さんも、自分もなるべく自由な環境にというのがテーマ。
ぜひ余裕が出てきたら取り入れてみましょう。
最近では個別注文もかなり増えてきました。
知ってもらえるのはやっぱり嬉しいですね。
使い分けることでリスク分散
さてさてここまでそれぞれのメリットをまとめてきました。
- ハンドメイドマーケットは『宣伝効果』
- ネットショップは『手数料と自由度』
- 公式LINEアカウントは『とにかく自由』
使い分けることでそれぞれの特徴を活かして自分の商品を楽しんでもらえます。
そしてわたしにとってこの使い分けることのメリットは『リスク分散』の面が大きいです。
プラットホームを借りている、ということはそのプラットホームが無くなった時に全てを失います。
でもそれを分散しておけるなら、どれかはおそらく生きています。
全てを失う時といったら『天災』でしょうか。
地震で工房の設備がダメになる。
地震などで物流がストップする。
そうなったらパンの発送は出来ないし、仕入れも出来ません。
そこに対してのリスク管理は『ネットでの活動』です。
YouTubeやブログなどから入る少しの収入はそのちょっとした支えになります。
「なるときはなる」「ダメなときはダメ」
開き直ることも1つのリスク管理ですよね。
投資もそうですが、全振りすると失うときのダメージは大きい。
だからリスク分散して少しのダメージは他で補填する。
これが今わたしが”3つのサイト運営をしている”一番の理由です。
この機会に一度考えてみるといいかなと思います。
今回のまとめ
今回は「わたしが3つのサイトでショップ運営をしている理由」について解説しました。
最後に内容をまとめておきましょう。
わたしがここまで”リスク分散”をする理由はたった1つ。
『心配性』なんです。
基本的には”不安先行型”。
何をやるにしても「こんなことがあったらどうしよう」が出てきます。
そのおかげでリスク分散を考えられていますが、ひとたび不安が出てくると夜も眠れないほど考え込みます。
考え込んでたどり着く先は特にありません。
ただただ考えて落ちて、開き直るを繰り返しています。
なのに無駄に行動力だけはある。
だから行動するたびに不安になって、頭はずーっとフル稼働。
脳みそが忙しい女だなww
最近は自分の傾向も掴めてきたので、「”やらないこと”を決めよう」がテーマ。
ミニマリストやシンプリストの考え方からヒントをもらい辿り着きました。
それについてはまた記事にしようかなと思ってます。
まずはリスク分散の部分からぜひ考えてみてはいかがでしょうか。