今回は模様替えしたちいさなパン工房の話。
実は工房のルームツアー的な動画は過去に2本更新しておりまして、これで3本目。
模様替えする度に記録として残しているのですが、”いかに使いやすく””いかに動きやすいか”を模索し続けて数年。
目標に辿り着いてる気はしませんがw、最近は「その過程すらも愛おしい」というわけでして収納を日々探し続けております。
工房を開く予定がなくても、こんな風にやってるんだなと知っていただければ幸いです。
元“イナバの物置“のパン工房
ここは12畳ほどの大きさの農具小屋。イナバの物置。
建てられたのは1997年くらい。夫の祖父母が農具小屋として使っていました。
ひょんなことからパン工房を作りたくなり、嫁入り先にも関わらず図々しく「あの…パン工房を作りたいんですけれども…隣のこの物置を改装してもよろしいでございましょうか…」と交渉をしまさかの承諾。(いや、もはや圧?笑)
その辺りの話はまたの機会として、早速中に入っていきましょう。
大きな机は各種作業をする机。事務作業をする場所でもあります。
机の上にはコンクリと古材で小さな棚を作りました。ちょっとした棚があるだけで効率がだいぶ違います。
たまたま無印良品の収納ケースがジャストフィットしたので、ハンコや小物などを入れています。
下には発送に使う段ボールを(左奥あたりにチラと見えます)。
裏の倉庫スペースにも大量に段ボールは保存していますが、20枚ずつくらい工房に持ってきています。
お隣は事務用品を入れる箱。梱包用のテープやラベルの在庫を入れています。
見にくいと思いますが、元はミリタリーボックス。かっこいいんです。見えませんが笑”
どちらもコロコロに乗せているため自由自在。
メインの作業台は高さは72cmほど。身長の低めなわたしにとってはちょうどいい高さ。
そして今回の模様替えの主役の衣装ケース。
見てくださいよ、ピッタリフィット!
奥行きまでフィットして最高!
基本的に食材は扉やフタのあるところにしまうという決まりがあるので、中にいろいろ押し込んでいます。乱雑で見せられたもんじゃありません。
ながい収納棚はパンの一時保管場所
母がオーダーメイドで購入し、まさかのハマらなかったという理由でやってきたこちらの棚。(どうやら冷蔵庫横に置こうとして設置してみたら、スペースがなくて冷蔵庫が開かなかったらしい笑)
とはいえ大活躍しているので大変ありがたい存在であります。
この場所は上の部分を焼き上がったパンを一時保管する場所として使っています(これも一応工房要件)。
端には家庭用の発酵器を3台。オーブンが1台なのでこれ以上増えても焼き上げが間に合わないので3台で固定。
右の端っこの扉部分には小麦粉を収納。25kgの袋のまま入れられます。
真ん中の扉部分は油や砂糖など多めに仕入れるものを入れています。(見えないのをいいことに中は荒れ放題。)
画像の左側でちらりと見えるのが活水器。
前日にお水を入れておいて、美味しいお水を作ります。怪しい見た目ですが、たしかに水はまろやかで美味しい(笑)
相棒のオーブンはこちら。
リンナイの業務用コンベック。この1台で全てのパンを焼いています。
天板は小さめですが、ほぼ正方形なので配置しやすいです。
天板は6枚所有し、挟み込むパンも3段で焼けるようにしました。
ちいさくパン屋をやりたいわたしにはこれで十分。毎日ありがとう!
隣にはコンロもございまして、ザ・ノーマルなコンロです。
お湯を沸かしたり、ベーグルを茹でたり、バターを少し温めたり。時にはフィリングのキーマカレーも作ります。
ちらっと見えますが、オーブンの下にも作業台の下と同じ収納ケース。
ここも見事に幅、奥行き共にフィットしました。中には成型に使用する型などをざっくり入れています。
菓子製造許可ではシンクが3つ必要
別の機会でまとめていきますが、菓子製造業許可には3つのシンクが必要です。
加えて自宅とは別のキッチンで許可を得ることになります。これが飲食店営業許可になるとまたちょっと話が変わってきたりするのですが、わたしの工房では『菓子製造業許可』を取得しています。
3つのシンクの役割は
- 手洗い用
- 食材を洗う用
- 道具を洗う用
先日許可の更新(6年ぶり)をした際に「最近要件が変わったので蛇口の変更をするように」とのことで、蛇口をレバー式に変更しました。
今回のまとめ
これにてパン工房の模様替えが終わりました。
以前と変わった部分は
- 机の上に簡易的な棚を置いたこと
- 掃除を考えてコロコロが多くなったこと
- 棚にフィットする収納ケースが増えたこと
大きく変わったのはこのくらい。
これまで毎日作業を終えるとどこか乱雑になっていた工房がとても片付けやすくなりました。
新しく取り入れた透けない収納ケースがすごくいい。買ってよかったー!!
キレイな状態をキープできるように頑張ろう。
コロナ禍になり自分の働き方が一時的とはいえ、時代にマッチするとは思いませんでした。
でもそれは活動を10年続けてきて、良くも悪くもコロコロとやり方を変えていたから。
コロコロ活動内容を変えていく中で、パン屋だけの活動では絶対に知ることのなかったこともたくさん経験しました。逆に講師をしていたときには経験しなかったことも経験しています。
これって実はわたしの特徴なのかな?なんて思ったのは最近です。
”講師・作家・イベント主催・パン屋”
これまで経験してきたこの肩書きはわたしにとって宝物です。
今はパン屋をメインに活動しておりますが、モノ作りが好きなわたしがパンだけに留まることはきっとなく、今なおやりたいことは頭の中にモリモリ。
まずはこれまでの経験をアウトプットして誰かのお役に立てたらな、と思い動画もブログも一本化して活動してまいります。
ぜひ今後もお付き合いください。それではまた♪