4月になりましたね!
我が家はこの春から生活が大きく変わります。
中学生になる息子の通う学校がちょっと遠いのでわたしがサポートすることになったのです。
もちろんパン屋さんは続けますが、数年前の働き方ではこの決断は出来なかったと思います。
今回は「母業とパン屋の両立」について解説していきます。
実は準備には数年かかりました。間に合って良かった。
大きな決断もありましたが、結果的にはうまいこと収まった気がします。
参考になるかは分かりませんが、考え方のヒントになれば幸いです。
駅までの送り迎えがスタート
常々お伝えしておりますが、我が家はちょっぴり田舎です。
電車、あるにはあります。
しかし目的地までは明らかに遠回り。
駅までもそれなりに遠い。
しかもそこからの電車が遠回り。
そんな環境ではありますが、この春から息子は電車通学。
我が家周辺の従来の方法で目的地まで向かうと1時間半。
遠いねぇ〜!
もう少しどうにかならないものかと思っていたところ、そういえばありました。
わたしの生まれ育った実家。
近くに便利な駅がありましたわ。
その駅までは車で20分ほど。わたしは往復40分。
駅から息子の目的地までは1回の乗り換えを含めても40分。
- 1人で1時間半乗り継ぐか
- わたしと半分こして体感的に短くするか
交通費や諸々を考えて後者になりました。
それがこの春からの大きな変化。
これまでなら8時半ごろにはスタート出来ていた作業が、早くても9時半スタートになります。かなり大きな変化です。
1時間ずれ込むということは、焼き上げも1時間ずれ込む。
そして送っていくだけではいけません。
迎えにも行かなくてはならない。
そう。オケツの時間もあるんですねぇ。
つまりは「これまでは迎えがあっても車で3分だった」のが「これからは車で往復40分の送迎が始まる」ということ。
救いなのは向かう先が地元なので気楽なこと。
そしてわたしの生活リズムそのものがガラリと変わります。
新しく始まる1日のスケジュール
ここまでの経緯をお伝えしたところでパン屋さんとしてのスケジュールがどれくらい変わるかをみてみましょう。
まずはこれまでの1日のスケジュール。
焼き上げ後は自由時間でした。
自由時間といっても遊ぶわけではありません。
動画の編集をしたり、仕入れや買い出しに行ったりと案外ワタワタ。
現在我が家は車が1台のため、雨だと夫の送り迎えもあります。
とはいえ車で10分ほどの距離。そこまで影響はありません。
息子の習い事はほとんどオンラインのためその送迎がなかった分、夜はかなりのんびり過ごしていました。
ではこれからのスケジュールを考えてみましょう。
だーいぶ変わりますね。
渋滞が嫌いなので帰りは早めに出発してどこかカフェで作業でもしようかなと思っています。
果たしてわたしはいつ編集作業などが出来るのか。
これはですね、スキマ時間を見つけるしかありません。
今後はパソコンやらなんやらを持ち運ぶ生活が始まりそうですね。
生活の変化に向けてしてきたこと
ここまでわたしのこれからの変化についてまとめてきました。
これだとただの近況報告になってしまうので、新しい生活に向けて準備してきたことをお話していきます。
それぞれ解説していきます。
パン屋の活動を狭めた
一番大きな変化は「イベント出店から卒業した」こと。
先ほどのようなスケジュールですから、これまでのように平日の出店はかなり難しくなります。
土日はゆっくりしたいなと思っていたこともあり決断しました。
出店を辞めた理由は生活の変化だけではありませんが、”送り迎えが始まったら難しいだろう”ということはうっすら考えていました。
パン屋は続けたかったので、ガッツリ生活が変わっても出来そうな通販を選んだ。
…というのは完全に後付けの理由ですw
そこまで頭は回らないよねぇ〜。
でも通販を始めておいて良かった〜とは思っています。
今から始めるのではなく、ある程度軌道に乗せていたのも大きかったです。
ネットを介した活動を始めた
サボりにサボっていたYouTube。
YouTubeに関しては2019年に始めていましたが、これもまた当時何か作戦があったわけではありません。
ただ「パン屋だけではない何か」でちょっとしたお小遣いがもらえたら嬉しいなぁくらいは思っていました。
重い腰を上げて1年半。
なんとか収益化も出来ましたし、自分専用のパソコンを購入したことでブログもスタート。
あーだこーだとトラブルはあったものの、こちらも形になり始めております。
最近はヒマさえあればネタを考えています。
おかげでスマホゲームから卒業出来ましたw
これからは待ち時間にガッツリ作業をしたいなと思ってます。
家事全般を見直した
これまでは午後の時間を割とゆっくり使えましたが、これからは間違いなく自由時間は減ります。
料理以外の家事はそこまで苦ではないですが、掃除をこまめにしたり、衣替えの習慣をなくしたり家事のシステム自体を見直しました。
料理は…あまり得意ではないのである程度メニューを固定化しております。
「何食べたい?」「なんでもいい」が定番なので、メニュー決めちゃった方が気持ちいいですよw参考までに。
オンオフをしっかりつけるようにした
好きなことだとずーっとやり続けてしまう性格。
しかしどんな時もずっと考えていると楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。
そのことに気づいたのは2年ほど前。
ちょうど通販が軌道に乗り始めてきた頃でした。
注文が入るのが嬉しくてずっと在庫補充をしていたところ、気づいた時には休みをとっていませんでした。
パンを焼くのが面白くないかもしれないと思う寸前。
ここで「休みを取ることの大切さ」を知ったわけです。
それ以降は夫の大型連休に合わせてみることにしました。
昨年夏休みも連休以外は焼いてみましたが、案外そこまで大変でもなく。
考えてみたら息子も大きくなっております。
パン屋を始めた頃は年中さんでした。春から中学生。
そりゃ動けるようになりますよねw
ということで生活に向けて数年かけてじわりじわりと活動の内容を変えてきた、というお話でした。
やらないことを決める
周りには「よく送り迎えも含めて決断したよね」と言われます。
正直わたしも想定外なことはたくさんありました。
ただ決断するまでにある程度時間があったことで少しずつ変化出来ました。
準備期間は5年間。
この間にかなり考え方がシンプルになりました。
いろんなものが欲しくて、何かに認められたくて、あれもこれもと欲張っていろんなことに手を出していました。
人と関わるのが得意ではないけれど無理にいろんな集まりにも参加していました。
きっかけになったのはミニマリストの人たちの本。
『好きなものに囲まれて暮らす』
この考えっていいなと思いました。
お気に入りに囲まれながら、自分のペースで働く。
少しずつ近づけているのかなとも。
最近はこちらの本を読みました。
『半分、減らす』
印象的だったのが「捨てることが快楽になると次はそれに依存する」。
ハッとしました。
確かにそうかもしれない。
何事もほどほどにってことですよね。
時々思い出して意識してみようと思います。
今回のまとめ
今回は「母業とパン屋の両立」についてこの春からの大きな変化とそれに向けて準備してきたことについて解説しました。
最後に内容をまとめておきましょう。
人生はいろいろあります。
わたしもそれなりに試練があったタイプですが、意外にも運だけは強いような気がしています。
困ることが起きた時、一旦は地下に潜り込むほど落ち込みますが落ち込みまくった後には上がるしかないので前向きになります。
被害者意識を持って「わたしなんて」と思うよりも、「上がるだけだ。変わるだけだ。」と思う方が楽しい。
これも試練を経験しないと気付かなかったこと。
経験を糧にしていろんな発信をしていきたいなと思います。