ダイエット系の発信がとても楽しいので最近更新頻度が上がっておりますw
普段はパン屋運営のお話が中心ですが、今後も不定期で更新していきます。
さて、今回のテーマは「停滞期」。
どんなにスムーズに減っていても必ず訪れるもの。
そりゃそうです。人間にはホメオスタシスという機能がありまして、「なんだかいつもと違う」と感知すると元に戻そうとするのです。
熱が出たら平熱に戻そうとする。体重も同じ。無理に減らすと戻ろうとする。
停滞期はダイエットの鬼門。
今回はわたしが経験した停滞期のお話を含め、どう付き合っていくかをまとめていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
ホルモンなのか、停滞なのか

「コツコツ3kg減らしたけど、なんだか最近鈍ってるな」……そう感じたらもしかしたら最初の停滞期かもしれません。
もちろん個人差はありますし、スタート時点もそれぞれ違います。
もともと重めの人の停滞期ともともと細めの人の停滞期では、ずいぶん感覚も違うかと思います。
つまり停滞期の定義ってないんですよね。
本人がそう感じていたら停滞期なのかな?と最近は思っています。
そう考えるとわたしの停滞期は3回あったような気がします。
- 5kg減量したころ
- 7kg減量したころ
- 10kg到達直前
これ、なんとなく心当たりがあってどれも「しばらくこのくらいの体重の期間があったな」というとき。

例えば5kg減量したくらいの体重。この体重は長年ずっとそのくらいでいた体重。ってことは自分にとってのデフォルトだった。
身体にとってはそこで「ん?今までと違くない?」と思ったのかもしれません。
同じく7kg到達のタイミング。これは高校から20歳くらいまでデフォルトの体重付近。
これもまた「あれ?様子が違うけども?」となったのかも。
そして10kg到達直前。わたしがこの身長になった中学1年生くらいから約25年の間で一番体重が軽いんです。
いよいよ「おやおやおや?」となったのかなと。
よくホルモンバランスについても言われますよね。個人的にはたしかにむくみの時期はあるのだけど、本当に限定的というか、必ず解消するんですよ。同じ生活を続けていれば。
先ほどの5kg、7kg、10kg。そしてホルモンバランス。
ここまで1ヶ月に1kgくらいのペースで落としてきたので、そう考えると意外と停滞した時期はあったように思います。
よく停滞期は「1ヶ月体重が減らない頃合い」と言いますが、たまたまホルモンバランスと自分のデフォルトが重なったら意外と長引くのかな?と思ったり。
それが2ヶ月とかになるのならさすがにおかしい。おそらく無意識で食べているか、動いてないか。

脂肪燃焼は7200kcalといいますよね。
淡々と続ければそれは到達するわけで、むくみがあったにせよ、それも解消するわけですよ。
それでも増える、もしくは停滞なら……たぶん食べてます。
減量に成功して5kgくらいってちょうどストレスが溜まっていますし、「あすけん」とかに記録していても慣れてくるころ。
「入力しなければゼロカロリー理論」になりやすいw
長い停滞期は食生活を疑ってみるとして、2週間くらいの停滞期は気にすることはありません。
でもね、その2週間が永遠に感じますよね。
ついこの間わたしもそうでした。
「停滞期か、ダメだ!」と落ち込んだので、体重の記録を見たら停滞してたった1週間しか経ってなかった。
それはね、きっとホルモンだわ。
こんな風にちょっと俯瞰してみると停滞期もだんだんかわいく思えてきます。
3ヶ月くらいの長い目でみて減っていれば大丈夫。
コツコツを継続しましょう。
チートデーは必要なのか?

よく「停滞期がきたらチートデーを入れてみる」といいます。
が、わたしはアンチチートデー派です。理由は「そこがリミッターになる」から。
というか、我慢するような生活をしていないのでチートを必要としていないのが本当の理由。
食べたいものはカロリーとPFCバランスを考えて「今日はいけそうかな」と食べているし、ドカ食いをしたいと思うほどストレスを溜めていません。
チートデーを作りたい!と思うなら、まずそこから疑う方がいいような気がします。
「こんな普通の生活耐えられない!」と思ってチートデーを入れるのだとしたら、もしかしたら制限や我慢をしすぎているのかもしれません。
それにカロリー収支も1週間単位で帳尻が合えばいいと思うし、食べたいときはその分動けばいいしとも思っています。
だからわたしはチートデーを作りません。
食べたきゃ動く、食べたら動く
そうしたら我慢はしなくてもいいですよね。でも食べ過ぎたらこれまでの努力が水の泡。
だから「自制」するんです。
自分を制御すると書いて「自制」。

卵アレルギーで日々「食べたいけど、食べるとやばい」と思って過ごしています。
今はそこにカロリーも追加されて「食べたいけど、動くのめんどくさい」と考えて「ならやめておくか」と変に潔く諦めたりもw
普段ちいさなパン屋をしていますが、ときどき期間を決めてグルテンフリー生活もします。

やっぱりパンは好きなので食べたい。
そんなときは「とりあえず今は腸の大掃除だから、自制しよう」と思えます。腸の大掃除と思うと、グッと留まれる。
これ、我慢じゃないんですよ。
「せっかく今やってるのにもったいない」という主婦魂みたいなものが沸々湧き出てくるんですね。
というわけでわたしの結論。
”普段我慢するからチートデーが作りたくなる。
我慢ではなく自制できる程度に生活すること。”
うん、いい結論だと思う(自画自賛)。
心当たりを洗い出してみる

それでもなんだかモヤモヤが止まらないあなた。
わかります。とてもわかります。
わたし2024年の年末風邪を引きましてね。ずいぶんこじらせてしまいました。
当時動画も作ったのですが、まだ声が戻らずガサガサ声で録音をしておりますw
このときものの3日で2kg増えました。
せっかく…せっかく7kg痩せたのに!!と思った記憶。
何をしても減らないし、胃は圧迫されているし、確実に身体がむくんでいると自覚できるレベル。
悔しい……でも心当たりはない。
だって風邪ひいて何も食べられないんだもの。なのに体重が増えるんだもの。
そう、心当たりがなかった。だからいくら悔しがっても何も変わらない。
結局その1週間後、一気にむくみはとれて体重は減りました。
反対のエピソードもあります。
8-9kg減量したころ。
ずいぶん目標にも近づいてきたし、ダイエット開始から半年過ぎて食事管理も慣れてきた。
食べたきゃ動けばいいし、食べたら動けばいいんでしょ?
なーんて思って結構チョコを食べておりました。
するとね、わかりやすく減量が鈍化。
ふと「あすけん」をみると密かにカロリー調整がされていた。

そう。体重が軽くなった分、必要なカロリーも減る。
それなのにこれまで通り食べていたら……そりゃペースは鈍化します。
気づくのが遅かったのとあすけんも教えてくれよと思いつつw、これまで1700kcalだった摂取カロリーを少し減らしました(この50kcalがね、意外と大きいのです)。
今はだいぶ慣れました。

せいろで蒸したさつまいもが美味し過ぎて、チョコよりふかし芋の方が好きになったので管理はいい感じ。あと無性に止まらない食欲のときには作り置きしてある惣菜を少し食べるようにもしています。
チョコ食べるよりよっぽど健康的です。
特にもずくが好きですね。いい感じに満たされます。
減量のペースが鈍化してきたり、異様に停滞期が長いときの原因はおそらく2つ。
- 身体に必要なカロリーが減った
- 記録していないカロリーが存在する
どちらも”慣れ”が生んだものになります。今一度洗い出して、体制を整えましょう。
ブレずに淡々と続けるべし

停滞期とうまく付き合うコツ。
それでも、淡々と、続けていく
武士のように淡々と。職人のように黙々と。
アレンジとかいらない、チートデーなんて作らない。カロリーをざっくり把握して、適正な活動量をキープしてとにかく続けていくのです。

マイワードとして「スコン期」と「ボヨン期」があります。
スコン期は何をしてもスコーン!と体重が減る時期。
ボヨン期は何をしてもむくんでいる自覚がある時期。
ホルモンバランスの影響なこともありますが、スコン期は生理前でも構わず体重が減ります。
体感としては「MAX減った体重」まではすでにポテンシャルは持っているはず。だから1kg増えてもまた戻れる。
そこで開き直って食べちゃうとそれはリバウンドの入り口。
でも開き直るほどそもそも我慢していたのだとしたら、そこから生活を立て直さないといけませんよね。
だってダイエットって減量するのがゴールじゃないから。それをキープして、なりたい自分でいることがゴールだから。

つまりは”ずっと続けないといけない”わけですよ。これを義務感と思ったら負け。
「この生活で苦ではない」レベルでないと、また戻ることは一目瞭然ですよね。
糖質制限などの無理なダイエットをすると必ずと言っていいほどリバウンドするのは、そもそも我慢して続けているから。
我慢していたから、目標地点まで達したら普通の生活に戻すんですよね。
そしたらそれって……そりゃ戻ります。
というわけで「ダイエットするなら我慢はしない、共存する」。これが25年以上の月日をかけて失敗し続けてきたわたしが見つけた答え。
だから今わたしはリバウンドする気が一切ありません。もうこの生活が日常で、この生活が普通で、この生活で満足しているから。
食べたいと思う日はこう自分に言います。
また、あのころの自分に戻るの?
もうね、脅しですよw 脅迫w
そのくらいあのころの自分には戻りたくない。そうすると我慢ではなく自制が出現するんです。
ほそく、ながく、続けたからこそそこで留まれます。
もし今停滞期に苦しんでいるのだとしたら、今一度根本に立ち返ってみてください。
我慢し過ぎてないかな?
無理し過ぎていないかな?
「この生活をずっと続けられるか」がポイントです。
ゆるく、たのしく、続けていきましょう!
今回のまとめ

今回は「停滞期との付き合い方」をテーマに解説してきました。
9ヶ月で10kg。1ヶ月平均で考えると1kg弱の減量をしてきました。
ホルモンバランスの影響で簡単に1kg戻るので、「なぜだ…せっかく減ったのに」と何度思ったことか。
でも体重記録をみると1ヶ月でじわっと減っているし、体脂肪量も間違いなく減っている。
自分の一喜一憂を横目に、しっかり身体はがんばっている。
そう思うとね、自分が愛おしくてたまらなくなるのです。
だからもう一喜一憂はやめよう。
自分を信じてコツコツ積み重ねるだけ。
そんなことをこのダイエット期間に学んだ気がします。
今回の内容がお役に立てば幸いです。