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会計管理

パン屋と売上管理のハナシ

今回は「パン屋の売上把握」についてのお話。

パン屋さんで販売されているパン。

一般的に価格は150-300円ほどですよね。

持ち合わせた小銭で払えるがゆえ、現金での管理も多め。

イベント出店でも現金とキャッシュレス決済は半々くらい。

現金は手元で数えられますが、キャッシュレス決済は口座振込

通販をしていたらその売上も口座振込

あっちこっちとお金が出入りして把握が大変。

今の時代、売上はいろんな方向から飛んできます。

そうなると出てくる問題は「売上の把握」

支出はレシートや領収書があるから分かりやすいですよね。

おぱんくん

自分から”出ていく分”ですから記憶にも残りやすいw

今回はわたしが実践している管理方法をまとめました。

使えそうな部分は取り入れてみてください。

この記事の動画はこちら

パン屋さんの会計事情

昨今はキャッシュレス化の波が押し寄せています。

が、現金を全く使わないということもないのが現状ですよね。

現金ってどんな時に使っていますか?

わたしは

  • 300円くらいまでの買い物
  • イベントで買う食べ物
  • 銭湯などでのロッカー

などでは現金が登場することが多いです。

さて。パンはどうでしょうか。

たまたま財布に現金が入っていた」という状況に出くわすことが多いんです。

そもそもの単価が低め。

ドリンクで400円でも現金で払うことが多いわけですから、パン屋さんのお会計でもよく現金は登場します。

まだまだ釣り銭の準備はお忘れなく!

場所は取らないくせに重いんですよ。釣り銭って。

しかも10円玉だけ異様に増えちゃう時もあります。

万札パレードで千円札不足になったり。

最近は1000円を超えるお買い物だとカード決済をする人も増えてきています。

単価の少し高めのお店。

例えば服屋さんやアクセサリーのお店は積極的にキャッシュレス決済を取り入れましょう。

パン屋は逆にカード決済よりもまずPayPayを導入することをお勧めします。

お店をもたないパン屋のキャッシュレス決済事情時代はキャッシュレス。分かっているけれど、手数料を取られるのもなんだかなぁ。そんな方に向けて、お店を持たずにパン屋を運営しているわたしのキャッシュレス決済事情をまとめてみました。ご参考までに。...

お店をもたなくても導入できますので、一度内容を確認してみてくださいね。

イベント出店は動きが分かりづらい

ではイベント出店からまとめていきましょう。

キャッシュレス決済と現金の比率はおおよそ半々

まだまだ現金でのやり取りも多いのが現状です。

出店の日は何かとバタバタしています。

あーだこーだしているうちに1日が終わり、帰宅して翌日に片付け。

「おっと、売上計算しなきゃ」なんてのは日常茶飯事w

そこで起こるのが「あれ?何をいくつ販売した?」現象。

バタバタで細かくメモすることなんて難しいし、お釣りいくら用意したっけーーー!ということになりかねません(かつてのわたし)。

丁寧にレジを進めるとお客さんをお待たせしてしまう。

おぱんくん

急ぐとミスするし、詳細が分からなくなるよね…

で、わたしが考えた作戦がこちらです。

当たり前っちゃ当たり前なんですが、それが出来なかったタイプの人間なものですみませんw

それぞれ解説していきます。

お釣りはキリよく準備しておく

これはお店でよくある方法ですね。

例えば釣り銭として50000円分用意しておき、集計時に売上から釣り銭の50000円を引く。

あくまで売上の把握の目安となります。

最終的には販売したパンの価格とも合わせましょう。

5円玉と1円玉は使わないよう価格設定をするため持っていきません。

イベント開始直後は万札が連続することがあるので5000円札はそれなりに確保しておきましょう。

イベントの終わり頃になるとお釣りなく支払うお客さんが多かったです。

(お買い物で細かいお金が出来たからと予想)

よくあるのが、100円玉地獄と10円玉地獄。

そして1000円札の欠乏。

なぜか偏るんです。

困ったらお隣の出店者さんなどに両替してもらうなどしましょう。

パンは事前に個数をメモしておく

パンは何を何個焼くかを事前に考えます。

ただ、全て無事に焼き終わるかは焼いてみないと分かりません。

一覧を出しておいて、微調整がある場合はメモしておきましょう。

レジをしている間に1個1個メモしてたらお待たせしてしまいます。

最優先はレジ対応。

なるべくお待たせしないよう数は把握しておきましょう。

もしメモで集計をとるなら事前に一覧表を準備しておくといいでしょう。

(表みたいなやつ、小さいメモ的な)

レジアプリを使って現金決済分を把握する

他の記事でもご紹介した『即売レジ』。

こちらはなかなかオススメです。

【イベントシーズン到来!】パン屋のイベント出店時短計画パン屋のイベント出店は結構気を遣います。パンは床には置けないし、たくさん積んだら形が崩れてしまう。パンの価格は10円単位だから釣り銭もたくさん必要。今回はわたしが数年かけて見つけた出店準備の時短にまつわるお話をしています。自慢じゃありませんが、わたしは早かったwぜひご参考ください。...

スマホでもタブレットでも使用できますが、中身を共有は出来ませんのでご注意ください。

わたしはiPadにアプリを入れておいて、現金専用のレジとして使っていました。

流れはこんな感じです。

ポイントは”現金決済”だけ管理するということ。

「会計」ボタンを押すと金額を入力できるので、お釣りをお渡しして「完了」ボタンを押せば記録されます。

計算機で見せる理由は「分かりやすいから」。

あとこの計算機が気に入ってたからですw

画面をそのままお見せするのもアリですよ。

PayPayでの決済は専用アプリにお任せ

PayPayの決済はこんな流れになります。

PayPayでの決済はアプリで記録が残るので、分かりやすいようにレジアプリに入れたもの(現金分)は消します。

消しておかないと入金と被ってしまうので注意!

個数などは事前にカウントしているので、最終的に数が合えば大丈夫です。

翌日には必ず確認をする

イベント当日はおそらく疲れ切っているので集計は翌日でも大丈夫です。

集計の流れはこんな感じ。

毎回全て完売するとは限らないので、必ずしも金額が一致するわけではありません。

が、もし残っていたとしたら何が何個残っているかは把握しておきましょう。

次の販売の参考になります。

現金分の集計データは印刷しておくことで帳簿の入力が楽になります。

PayPayは銀行振込なので混ぜてしまうとかぶってしまうので注意しましょう。

通販やカード決済は銀行口座で確認

お次は通販やPayPay決済、カード決済の場合です。

ポイントをまとめておきましょう。

  • 事業用の口座を持っておく
  • 入金は1つの口座にまとめる
  • デビットカードがあれば事業用カードにしてもいい

分かりやすくまとめると『事業用の口座』があると便利です。

出来たらそれはネット口座だと記帳しなくてもアプリで確認出来ます。

からの、デビットカードが付帯しているとなお良し。

”仕事用のカード”を持つことが出来ます。

デビットカードなので残金が使える額。

支払ったらすぐ口座から引かれるので帳簿の時差もありません。

使った額も、入った額もすぐ確認できます。

こちらの動画でもまとめているのでぜひご覧ください。

【ちいさなパン屋の会計管理】カード支払い、家計とどう分けてる?今回は家と仕事のカード支払いをどう分けているかをお話ししました。 個人的には帳簿管理を楽にしたいのでデビット派。お金の管理方法っていろんな本が出回っていますが、結局自分で試行錯誤して「これがやりやすいな」と思うのものを見つけるのが一番楽。ぜひ検討してみてください。...

わたしの場合を例に挙げましょう。

主に入金されるのはminne・Creema・オンラインショップ・直接注文の請求書決済や振込。

個別注文のみ利用者の多いメガバンクに入金していただいていますが、入金されたらすぐにネット銀行に移してまとめるようにしています。

楽天銀行の個人口座では「事業用としての利用は禁止」されているそうなので、「個人事業主用口座」を開設するようにしてください。

他のネット銀行でも事業用として禁止されている場合もあるので事前に規約などは確認するようにしましょう。

個人事業主用口座』であれば間違いありません。

デビットカードも付帯していることが多いのでぜひ利用してみましょう。

わたしは純正メモとNumbersで管理

ようやく準備が整いました!

もちろん最終的には会計ソフトに入力をして、確定申告をした後に帳簿などを印刷するのがゴールです。

ただしそれは1年に1回のお話。

しかし売り上げをすぐ確認したいなという時もあるし、帳簿付けをそんな毎月コツコツやれるとも限りません。

わたしはこんな感じでルーティン化しています。

  • 純正メモアプリに表を作って売上を把握
  • Numbersで表を作って収支の把握
  • 毎月15日までに前の月の分を会計ソフトへ入力

もちろんきっちりやれたことはありませんw

特に会計ソフトに関しては目標の15日は過ぎることが多いです。

純正メモにだけは絶対入れよう!と決めてはいるので入金されたらすぐスマホで入れるようにしています。

ただ純正メモだと合計金額の計算はされないので、間違えないようにNumbersを使って計算します。

エクセルやスプレットシートが使える人はそちらでどうぞ。

(わたしはいまいちこれらを使いこなせません)

Numbersはこんな感じです。

収入と支出それぞれを一旦ざっくり入れて把握。

何やら触っていたらポップアップデザインとやらで項目を選択出来るように設定されたので「どこに入金か」を選べるようにしています。

ざっくりとでも収支を把握出来れば例えば何かの修繕費用がかかったり、スマホの買い替えを考えていたりしたときに「よし、あと3ヶ月くらいしたら買うか」なんて見込みも立ちます。

支出の方には車の保険やサブスクなどの契約予定も入れておきます。

これは「どのくらいの時期に出費が重なるか」を把握するため。

要は『ざっくり年間計画を立てておく』ということ。

純正メモ、Numbers、会計ソフトそれぞれで管理する理由は「確認するときの手間」を考えてあえて分けています。

純正メモはスマホ、タブレット、パソコンで確認できます。

しかもオフラインでも操作できます。

Numbersは計算をしてくれるのでミスが減る。

会計ソフトは最終的に必要な確定申告のため。

それぞれに目的があり、かつ頭に残すために分けています。

今回のまとめ

今回は「パン屋と売上管理のハナシ」について解説しました。

最後に内容をまとめておきましょう。

わたしが主にイベント出店のみで活動している時はまだ現金決済100%の時代でした。

ほんの数年前です。

この2.3年で一気に流れが変わりましたね。

  • もちろんその時の方法をそのまま維持することも1つの選択肢
  • お客さん目線で考えて新しいものを導入するのも1つの選択肢

新しいものを取り入れるのは勇気決断努力が必要になります。

でも取り入れたその先は「自分、出来るじゃないか」という達成感も得られます。

きっとここからの数年はもっと変わります。

わたし自身が付いていけるかは不安ではありますが、やれそうなことはやってみる精神で挑戦してみようと思います。

まだまだやりたいこと、たくさんありますから。

今回の内容がお役に立てれば幸いです。